流動性の追加と削除

Overview: 

この記事は個別の手数料体系を利用する際の、取引所手数料および流動性追加および削除手数料の理解を目的としています。

 

流動性の追加と削除は、株式および株式/指数オプションの両方に適用されるコンセプトです。ある注文が流動性を追加または削除するかは、その注文が約定の付くものであるかないかによります。

約定の付く注文は流動性を下げます。
約定の付く注文とは成行注文、もしくは指値が現在の市場価格かまたはそれ以上/以下になる、買い/売りの指値注文を指します。

1. 約定の付く買いの指値注文の場合、指値価格はアスク以上となります。

2. 約定の付く売りの指値注文の場合、指値価格はビッド以下となります。

例:
XYZ株の現在のアスク(オファー)サイズ/価格は、46.00で400株です。100 XYZ株 @ 46.01で、買いの指値注文を発注します。この注文はすぐに約定可能なため、約定が付くとみなされます。 流動性を下げるにあたって取引所手数料が発生する場合、これがお客様に請求されます。


 

約定の付かない注文は流動性を追加します。
約定の付かない注文とは、指値価格が現在の市場価格以下/以上の買い/売りの指値注文を指します。

1. 約定の付かない買いの指値注文の場合、指値価格はアスク以下となります。

2. 約定の付かない売りの指値注文の場合、指値価格はビッド以上となります。

例:
XYZ株の現在のアスク(オファー)サイズ/価格は、46.00で400株です。100 XYZ株 @ 45.99で、売りの指値注文を発注します。この注文はすぐに約定はせずに最良ビッドとして市場に出されるため、約定が付かないとみなされます。
お客様の指値注文を約定させる結果となる約定性のある売り注文を誰かが発注した場合、流動性追加手数料があればお客様にリベート(クレジット)が発生します。

留意点:
1. オプション取引をする口座はすべて、オプション取引所による流動性削除/追加手数料またはクレジットの対象となります。
2. 弊社のウェブサイトにおいては、流動性削除/追加体系内で負数のものだけが、リベート(クレジット)となります。

https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=2763
上記のリンクは株式およびオプションの手数料/費用に関する参照となります。