内容:

発注済みの注文にRTH（通常取引時間）規制が適用されているかを見極める方法

初期設定の変更

その他の重要な留意点

発注済みの注文にRTH（通常取引時間）規制が適用されているかを見極める方法

トレーダー・ワークステーション（TWS）

RTHのみに規制されている注文は、注文有効期限（TIF）欄に時計のアイコンが表示されます。

時計のアイコンにマウスをかざすと、注文の約定時間に関する情報が表示されます。

時間規制のない注文には時計のアイコンが表示されないか、時計アイコンの上に注意マークが表示され、通常取引時間外にも有効であることを示します。

注文発注前にこの欄をクリックしてRTH設定の変更をすることができます。 表示されるドロップダウンより「通常取引時間外の約定」ボックスにチェックを入れて下さい。

IBKRモバイル

注文が通常取引時間外の約定の対象となるかどうかを確認するには、 注文 & 取引（iOS）または注文（Android）のタブに進んで該当する注文をタップして下さい。iOSをご利用の場合には、注文が通常取引時間外に約定可能かどうかを表示する行があります:

Androidをご利用の場合には、注文有効期限（TIF）の行があります。右側にある小さな矢印をクリックして項目を広げて下さい。オン（通常取引時間外の約定対象）かオフ（通常取引時間外の約定対象外）に設定できる切り替えの付いた「通常取引時間外」の行があります。

通常取引時間外の約定は、IBKRモバイル注文チケットから設定できます。iOSとAndroidのどちらのバージョンのIBKRモバイルをご利用の場合でも、注文チケットに通常取引時間外をオンまたはオフに切り替えることのできる行があります。どちらかを選択したら、注文チケットのその他の欄にも入力して発注して下さい。

iOS:

Android:

留意点:  注文発注後はRTH規制への変更はできません。 RTH規制を変更するには発注された注文をキャンセルし、RTH設定を選択し直した上で新しい注文として発注する必要があります。

初期設定の変更

トレーダー・ワークステーション（TWS）

TWS内でのデフォルトRTH設定の調整は以下の様にできます：

1. TWSのメイン画面上にある変更メニューに続いて グローバルコンフィグを選択して下さい。 

2. 画面が立ち上がり、この左側に事前設定が表示され、この横に 「+」が現れます。これをクリックして拡大して下さい。

2. 次にご希望の商品（株式や先物など）のタイプをクリックして選択すると、これがハイライトされます。

3. プライマリー注文の項目で注文タイプがLMTに設定されていることを確認します（デフォルトでMKTやSTPが選択されている場合、RTH設定は利用できません）。

4. タイミングの項目内で、「注文の通常取引時間外の有効化、トリガーまたは約定を許可する」のボックスにチェックを入れます。

5. 適用をクリックしてから画面下のOKをクリックして下さい。

6. RTH規制の変更が可能な注文（ステップ1で選択されている商品）は、新しいデフォルト設定が適用された上で作成されます。

IBKRモバイル

IBKRモバイル（iOSまたはAndroid）でのデフォルトRTH設定の調整は以下の様にできます：

1. 詳細のメニューボタンをタップして、設定を選択して下さい    
2. クラウドの項目を探し、取引設定をタップします                 
3. プリセットの変更をする商品をタップして下さい                          
4. タイミングの行をタップして下さい                                                              
5. RTHをオンまたはオフに切り替えます。完了したらバックボタンをタップし、クラウドに変更内容を保存して下さい。                    

その他の重要な留意点:

* 特定の商品の通常取引時間は、マーケットデータライン上で右クリックし、「コントラクト情報」に続いて「詳細」を選択して確認することができます。 選択されている商品の通常取引時間がこの画面に表示されます。

* Forex、OTCBBおよびピンクシート有価証券には中央化された市場や主要取引所がないため、通常取引時間がありません。 これらの商品を早い時間や遅い時間に取引する場合、以前に適用されているデフォルトのRTH規制に関係なく注文が約定しますのでご注意下さい。

* IBKR Pro口座用の通常取引時間外は、米国東部標準時における午前4時から市場開始時間まで、また市場終了時間から午後8時までとなります。IBKR Lite口座用の通常取引時間外は、米国東部標準時における午前7時から市場開始時間まで、また市場終了時間から午後8時までとなります。両口座タイプの通常取引時間は、米国東部標準時における午前9:30から午後4時までとなります。

* 株式の場合の成行注文とストップ注文（トリガーされると成行注文になるもの）は、米国東部標準時における午前9:30から午後4時（NYSEの通常取引時間）までのみ有効となります。注文を、市場開始前、通常取引時間ならびに市場後のすべての時間に有効にしておくためには、指値またはストップ・リミットタイプの注文を使用し、「通常取引時間外を許可」のアトリビューションを追加する必要があります。同じ設定が、CME/CBOT/NYMEX/COMEXの先物コントラクトにも適用となります。NYBOTではストップ注文を受付けた上で、すべての時間に有効な「ストップ・プロテクション（Stop with Protection）」注文に変換します。先物コントラクト用の通常取引時間は、コントラクトの詳細に記載されています。