アクティビティーステートメントのキャッシュ・レポートの項目に証券とコモディティの口座間の移動が表示される理由

IBKRでは規制のため、口座内の有価証券資産をコモディティ資産と分別することを義務とされています。  コモディティ資産には、先物ポジションのオプションの市場価値や、コモディティの先物や先物ポジションのオプトアウトのために証拠金として必要となる現金が含まれることがあります。  コモディティのポジションの必要証拠金は定期的に計算し直され、証拠金額が下がる場合には、コモディティの必要証拠金として余る分が口座のコモディティ側から有価証券側に移動します。 また、コモディティの必要証拠金額が上がる場合、IBKRでは有価証券側で利用可能な現金をコモディティ側に移します。 SIPC保険は口座内のコモディティ側ではなく、有価証券側の資産を対象としているため、定期的な移動は現金残高に対する保護が最大となるように行われます。 なお、これらの仕分けはお互いに相殺されるため、口座内の現金残高の合計には影響しません(アクティビティーステートメントの現金残高項目内の、「合計」コラムをご覧下さい)。