米国超小型株にかかる規制

イントロダクション
未登録の有価証券の販売に関する規制を遵守し、公開されていない株式の取引に伴う手作業を最小限にとどめるため、IBKRでは米国の超小型株に一定の制限を設けています。下記はこれら規制のリスト、およびこれに関連してよくあるご質問をまとめたものになります。 

超小型株にかかる規制

  • IBKRでは、資格対象となるお客様からの超小型株の移管のみを受付けております。以下の条件を達成している口座が対象となります: (1) 株式(移管前または後を問わず)を500万ドル以上保有する口座、または運用資産総額が2,000万ドル以上のファイナンシャルアドバイザーのクライアント、 かつ (2) 米国超小型株の占める割合が保有資産の半分以下であること。
  • IBKRでは、対象となるお客様が株式を公開市場で購入したこと、またはSECに登録したことを確認できる場合に限り、米国超小型株のブロックの移管を受付けております1
  • IBKRでは、OTCがCaveat Emptor、またはGrey Marketとしてデザインした米国超小型株の移管、またはオープン注文を、いかなるお客様からも受け付けることができません1。既存の株式をお持ちのお客様は、ポジションの決済は可能です。
  • IBKRでは、弊社で建てたショートポジションをカバーするための米国超小型株の移管を受付けておりません。
  • 約定のみのお客様(IBKRで約定し、他社で決済される場合)は、IBKR口座において米国超小型株のお取引はできません。(米国登録のブローカーのお客様は例外となることがあります)


超小型株に関してよくあるご質問

米国超小型株とは何ですか?
「超小型株」とみなされるのは (1) 店頭取引される株式、または (2) NasdaqやNYSE Americanに上場されている株式のうち、時価総額が5000ドルから3億ドルの間で、5ドル以下で取引されているものを指します。この方針において超小型株とは、時価総額が5000万ドル以下の米国の公開企業の株式を指し、ナノキャップと呼ばれて一般的に超小型株に関連する市場で取引されます。

短期的な株価の変動によって再分類が繰り返される事態を避けるため、米国超小型株に分類された銘柄は、30日連続で時価総額と株価の両方が、それぞれ5億ドルと5ドルを超えるまで、現在の分類が継続されます。

超小型株は低価格のものが多いため、一般的にペニーストックと呼ばれています。IBKRでは、低価格で取引されている銘柄で最近に時価総額が大きくなったものなど、例外を設けることがあります。また、IBKRでは非米国企業のADRは超小型株とはみなしません。

超小型株はどこで取引されますか?
超小型株は通常、証券取引所ではなく、OTCで取引されています。OTC Bulletin Board(OTCBB)やOTC Markets Group(OTCQX、OTCQB & Pinkなど)が経営する市場などのOTCシステムにおいて、マーケットメーカーによって電子的にクオートされることがよくあります。また、Caveat Emptor、Other OTCやGrey Marketと呼ばれる、上場していない銘柄もこのカテゴリーに含まれます。
また、米国の規制当局はNasdaqまたはNYSE Americanに上場している銘柄のうち、取引価格が$5以下で、時価総額が3億ドル以下のものも超小型株とみなします。

資格対象となるクライアントから移管されてくるポジションの一つ以上が超小型株の場合にはどうなりますか?
IBKRが超小型株のブロックを含む移管を受けた場合、資格対象となるクライアントが、株式が公開市場で購入されたか(他ブローカー経由で公開市場での購入)、 S-1またはこれと同様の登録書によってSECに登録されたことを証明する適切な書類を提出しない限り、IBKRは移管に含まれる超小型株ポジションの売却を制限する権利を有します。

対象となるお客様は、株式が公開市場で購入されたことの証明として、これを反映した、信頼できるブローカーからの証券取引明細書、またはトレード・コンファメーションをご提出ください。対象となるお客様は、株式が登録されたSECファイル番号(および株式が登録書に記載されているものであることを必要な書類)のご提供によって、株式の登録を証明することができます。

注意事項: 規制対象となる株式を他社へ移管することは、すべてのお客様に可能になっています。

IBKRではプライム口座に規制を設けていますか?
アクティビティにプライムサービスが含まれるお客様は、IBKRが執行ブローカーから受け入れることに同意した取引 のみに対し、資格対象となるものとみなされます。プライム口座は、IBKRで超小型株を売却することができますが、これらの株式には、IBKRが上記の手続きに基づいて株式の再売却が可能であることを確認するまで、規制が適用されます。 公開市場で購入した株式の規制を解除するには、執行証券会社の公式な口座取引明細書またはトレード・コンファメーションをご提出いただくか、IBKRの口座名と番号、公開市場で購入したことたおよび執行内容(日時、数量、シンボル、価格、ならびに取引所)を明記したレターを、執行証券会社に会社のレターヘッドを使用したもので作成してもらいご提出ください。  また、株式が募集によって取得されている場にはこれの書類、また関連する登録文書のリンク、そして株式がこの一部であったことをレターに明記してください。

サマリー: ロングポジションの規制がなくなった場合には、ロングの売り取引が受付可能になります。 ショートの売り取引も受付可能になります。 買いのロング取引は受付可能ですが、規制の会場に十分な情報をコンプライアンスが確認できるまで、ポジションには規制がかかったままとなります。 買いのカバー取引および日中の往復取引はできません。


購入した株式が、Grey MarketやCaveat Emptorに再分類された場合にはどうなりますか?

IBKR口座で購入した株式が、後日、Caveat Emptor、またはGrey Market株式に分類された場合、ポジションの維持、決済、移管は可能ですが、増やすことはできません。


超小型株が口座で取引できなくなるにはどういった理由がありますか?
超小型株の取引に規制が設けられるにあたっては、2つの基本的な理由があります:

  • 発行体との提携の可能性: 米国証券取引委員会(「SEC」)ルール144では、発行体の関連会社による株式(超小型株を含む)の取引に一定の規制が設けられています。ルール144(「ルール144境界値」)の取引量の境界値に近い超小型株の取引活動や保有が見られた場合、IBKRではコンプライアンスによる審査が完了するまで、超小型株の取引に規制を設けることができます。
  • 超小型株の移管: IBK口座に最近超小型株を移管された場合には、コンプライアンスによる審査が完了するまで、この有価証券の取引に規制がかかることがあります。

上記の理由のいずれかに該当する場合には有価証券の取引に規制が設けられ、アカウント・マネジメント経由でお客様にメッセージが送信されます。通知には規制の理由および解除にあたってお客様に必要となる手順が記載されます。


なぜ私が超小型株発行体と関連性があるものとみなされる可能性があるのでしょうか?
「関連会社」とは、発行体をコントロールする関係にある執行役員、取締役、大株主などの人物を指します。

ルール144は、超小型株を含める有価証券すべてに適用されます。しかしながら、超小型株の取引に関連するリスクが高まっているため、お客様の超小型株の取引および/または保有がルール144の境界値に近い場合、IBKRでは超小型株の取引に規制を設けます。 この規制は、お客様の関連性の可能性に関するコンプライアンス調査が行われるまで有効となります。

関連性がある可能性確認の審査を受けるにあたり、なぜ2週間ごとに新しく審査を頼まなければいけないのでしょうか?
お客様の関連性ステータスは、IBKRが上記の関連性の可能性審査を完了した直後に変更される可能性があります。このためIBKRでは、お客様の取引活動や超小型株の保有量がルール144の境界値に近い場合、2週間ごとに関連性の可能性の確認を行うことが適切であると考えております。

IBKRが米国超小型株として指定している株式のリストはどこから確認できますか?
IBKRで米国超小型株と指定している株式のリストは: www.ibkr.com/download/us_microcaps.csvよりご確認いただけます。

リストは毎日更新されます。

超小型株の詳細はどこから入手できますか?
関連するリスクを含める超小型株の詳細は、SECのウェブサイトをご参照ください: https://www.sec.gov/reportspubs/investor-publications/investorpubsmicrocapstockhtm.html
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1これには様々な方法による移管(ACATS,、DWAC、FOPなど)、カナダで上場される銘柄の米国での等価物への「サウスバウンド」移管による変換、既存のショートポジションをカバーするための移管、IBプライムのお客様が他ブローカーで約定しIBKRでクリアリングするものなどが含まれます。