インタラクティブ・ブローカーズにおける価格上限の通知に関するディスクロージャー

規制当局では、取引に支障をきたす恐れのある注文(突然発生する短期間の価格変動など)を取引所に発注することを防止するための管理を証券会社が維持することを求めています。

こういった要求を満たすため、インタラクティブ・ブローカーズではお客様の注文に様々な価格フィルターを設定しています。価格フィルターは特定の状況下において、市場の混乱を避けるためにお客様の注文に価格制限を設けることがあり、こういった価格制限は通常、弊社が算出した参照価格帯から一定の割合の範囲内となります。(価格制限の範囲は、銘柄のタイプと現在の価格によって異なります。)

価格制限は、取引の確実性と価格リスクの最小化のバランスを取ることを目的としていますが、価格制限の結果として取引が遅延する、または取引が行われないこともあります。詳細は、インタラクティブ・ブローカーズの「注文のルーティングおよびペイメント・フォー・オーダー・フローに関するディスクロージャー」をご参照ください。

弊社のシステムが注文に価格上限を設定している場合、お客様に下記のいずれかが送信されます: (i) トレーダー・ワークステーション、API、またはFIX tag 58(FIXユーザーの場合)経由で、価格制限に関するリアルタイムの通知、および/または (ii) 前日に価格上限が設定された最初の10注文のダイジェスト、それらの注文の最初の価格上限、またそれらの注文の今後の価格上限の範囲を含める日時のFYIメッセージ。 

メッセージをご希望されないお客様は、FYIメッセージ内のオプトアウトリンクをクリックして、今後のFYIメッセージの受信を停止することができます。今後のFYIメッセージの受信をオプトアウトすることにより、下記にご同意いただくことになります: 

  • お客様の注文に対する価格上限の適用に関するインタラクティブ・ブローカーズからの今後の通知を放棄することへの同意。および、
  • ご自身の注文に、今後、価格上限が設定される可能性があることを理解しつつ、価格上限が適用されることに関して再度通知を受信することを希望しないことの承認。

     

OTCマーケット(超小型株):SEC Rule 15c2-11の変更

イントロダクション
 
2021年9月28日、「Exchange Act Rule 15c2-11」への変更が実施されました。この規制変更により、IBKRのようなブローカーディーラーは、発行体が公開報告要件を満たしていない有価証券のクオート(ビッドまたはオファー)の表示や提供をすることができなくなりました。ルールの改正により、特定の情報を最新の状態に保ち、またこれを公開することを怠った発行体のOTC証券に、マーケットメーカーがクオートをつけることが事実上できなくなりました。 これにより、これら商品の流動性が大幅に低下するものと予想されます また、特定の有価証券はOTCのグレーマーケット・ティアに再分類されることになります。 ブローカーディーラーは、グレーマーケットの有価証券のクオートの公表を禁止されており、この結果、これらの有価証券の流動性が完全に低下する可能性があります。
 
詳細は下記のよくあるご質問の項目をご覧ください。
 
よくあるご質問
 
Q: SECはなぜこの改正を行うのでしょうか?
 
A: SECでは、OTC市場の主な参加者は個人投資家であると考えています。上場されているOTC証券の発行体の多くは最新情報を公開していますが、他の発行体の情報は限られていることや古いことがあり、場合によってはまったく公開されていないこともあります。SECは、これらの発行体に関する最新の公開情報の不足により、個人投資家に不利益をもたらす可能性があることを指摘し、影響を受ける発行体に関する表示クオートを排除することで問題を対処しています。
 
Q: ルール15c2-11の改定により、OTC市場がどのように変わりますか?
 
A: 2021年9月28日に実施となったこのルールにより、特定の場合を除いては、有価証券がまずクオートされ、その後もクオートされ続けるには、発行体の最新情報が公開されている必要があります。改正後のルールでは、特定のOTC市場のティアに属する有価証券に関連し、未承諾ベースで提出されたクオートは継続して認められますが、インサイダーおよび関連会社は、下記の追加規制の対象となります。
 
Q: OTC市場のティアはどのように変化していますか?
 
A: OTC市場では、当ルールに従って様々なティアの発行体を再分類しています。
  • OTCQX、OTCQB、またはPink Currentにおける現在のティアに分類されている有価証券の変更は予定されていません。
  • 株式の多くはPink LimitedやExpert Tierに移され、OTC市場により「未承諾クオートのみ」に指定されています。これに該当するポジションの決済には、IBのトレードデスクまでお電話にてお問合せください。
  • OTC市場で「未承諾クオートのみ」に指定されている発行体の「関連会社」は、既存のポジションの決済を含め、Pink LimitedおよびExpertの市場に分類される特定の有価証券の取引を行うことが できません。 ポジションの他社への移管は可能です。
  • グレーマーケットのティアに分類される有価証券の公開クオートはできません。 これに該当する有価証券の決済は、お電話にてお問合せください。
詳細はこちらをご参照ください:https://www.otcmarkets.com/files/15c2-11%20Tier%20Chart.pdf
 
Q: 発行体の「関連会社」に該当するのは誰ですか?
 
A: 「関連会社」の定義はルール144に明記されています。 発行体の「関連会社」に該当するのは通常、発行体の発行済み株式の10%以上を保有する株式会社の役員や取締役、または個人を指します。 関連会社と同じ世帯に住む配偶者や親戚も関連会社とみなされます。
 
Q: グレーマーケットに分類された有価証券を保有している場合にはどうなりますか?
 
A:  IBKR口座で購入した株式がグレーマーケットに分類された場合、ポジションの維持、また移管は可能です。 9月28日以降、OTC市場ではグレーマーケットに分類される証券のクオートを公開しないため、オンラインでお持ちのポジションを決済することや、増やすことはできなくなる可能性があります。 ポジションの決済にはトレードデスクまでお電話ください(「関連会社」に該当しない場合)。
 
Q: ルールの対象となる注文のルーティングと約定はどのようになりますか?
 
A: 「未承諾クオートのみ」に指定される株式に対する注文の場合、これは一般には表示されず、取引所で入手可能な最良のビッドまたはオファーに対して行われます。 「未承諾クオートのみ」の株式の場合には、インタラクティブ・ブローカーズの参加する取引所数が減るため、流動性も限定されます。 OTC市場では、15c2-11 情報ページの下の部分に、日次で「未承諾クオートのみ」株式のリストを公開しています。
 
Q: 関連情報はどこから入手できますか?
 
A: 詳細は以下のリンクをご参照ください:
 

端株取引

概観: 

端株取引を利用すると、株価の高い会社にも投資をすることができます。また、従来は1、2社の株式しか購入できなかったものが、複数社の株式を購入できるようになるため、ポートフォリオを容易に分散できます。

端株取引を口座に有効化すると、指定される現金額で端株の売買ができるようになります。例えば、現在の株価が$1000であるものに$500だけ投資したい場合には、0.5株だけ購入することができます。

端株取引許可の対象となるのは誰ですか?

すべての個人、独立型口座のお客様(イスラエル居住のお客様、Canadian RRSP/TFSA口座、並びにインタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(「IBSJ」)口座のお客様は対象外となります)にご利用いただけます。

ファイナンシャルアドバイザー、マネーマネージャー、ならびに証券会社のお客様は、「all-or-none」(全てか無か)のベースでこの機能をクライアントに有効化することができます。

端株取引はどうやって有効化できますか?

対象となるお客様は、クライアント・ポータルから端株取引を有効化することができます。ユーザーメニュー(右上にある人型のアイコンです)をクリックしてから、設定を選択して下さい。口座設定から「取引」に進み、 取引許可をクリックします。「株式」にスクロールし、+追加 をクリックして「グローバル(Trade in Fractions)」のボックスにチェックを入れ、「保存」をクリックして下さい。この後「次に進む」をクリックして、画面に表示される指示に沿って進んで下さい。 取引許可のある対象株式の端株取引ができるようになります。対象となる米国株の端株取引には米国株の取引、また対象となるヨーロッパ株の端株取引にはヨーロッパ株の取引を登録する必要があります。

TWSのバージョン979以降は端株取引が必須となっており、ほぼすべての注文タイプにご利用可能です。

端株取引の対象となるのはどういった商品ですか?

弊社では、対象となる米国およびヨーロッパの株式とETF*の端株取引をご提供しています。

端株取引に利用可能な株式のリストは下記のリンクよりご確認いただけます。リストは予告しで変更されることがありますのでご了承下さい:

http://www.ibkr.com/download/fracshare_stk.csv

*EUの規制により、EUのリテールクライアントは通常、米国のETFを株単位または端株のどちらでもお取引できません。

端株の空売りはできますか?

証拠金および米国またはヨーロッパに上場される株式の端株取引用の取引許可をお持ちの場合には、対象となる米国株端株の空売りが可能です。

端株取引にはどういった費用がかかりますか?

端株取引の利用に追加でかかる手数料はありません。標準の手数料率(適用となる場合にはIBKR LiteおよびIBKR Proの両方)が適用されます。

端株取引にはどういった注文タイプを利用できますか?

IBKRでは、端株取引に対し特定のタイプの注文のみ受付けております(例:成行注文、指値注文、ストップ注文、ストップリミット注文など)。端株を含める市場性のない指値注文を発注する場合、株単位で発注した場合に約定が可能であったとしても、端株の部分は注文に市場性が発生するまで約定しない(このため全く約定しない)可能性があります。

ヨーロッパ株の端株取引はどのように扱われますか?

注文のサイズや内容により、弊社では端株を含めるヨーロッパ株の注文を、他の注文タイプとは異なる約定機関に発注します。詳細は、適用となる注文約定のための方針をご参照下さい。

端株をIBKRに移管することはできますか?

IBKRではポジション移管による端株の受付は行っておりません。

端株は配当再投資プログラム(DRIP)の対象ですか?

配当再投資プログラム(DRIP)を利用して再投資した配当から端株を受取ることは現在できません。こちらのサービスは近く追加される予定です。

なお、投資信託の配当金は再投資が可能であり、ファンドの端株株式の保有につながることがあるため、上記は適用されません。

コーポレートアクションから端株のポジションを受取ることはありますか?

お口座に端株取引の許可があり、米国またはヨーロッパのコーポレートアクションにより端株が発行された場合、これはお客様の口座に保有されますが、お口座に端株取引の許可がない場合や、コーポレートアクションにより対象外の株式が発行される場合、端株は強制決済されます。

口座に保有する端株に対する議決権はありますか?

口座に保有される端株に対する議決権はありません。口座に保有される端株は、コーポレートアクションに対する任意投票ができず(公開買い付けや新株引受権を含めるますが、これに限定はされません)、また1株未満で保有される株式に対しては、株主用の資料をお渡しすることができません。

端株から配当金を受け取ることはできますか?

端株のポジションは、同じ株式のフルポジションと同様に配当金受取りの対象となります。

APIで端株取引をすることはできますか??

FIX/CTCI経由の端株取引は可能ですが、API経由では現在ご利用いただけません。
 

米国超小型株にかかる規制

イントロダクション
未登録の有価証券の販売に関する規制を遵守し、公開されていない株式の取引に伴う手作業を最小限にとどめるため、IBKRでは米国の超小型株に一定の制限を設けています。下記はこれら規制のリスト、およびこれに関連してよくあるご質問をまとめたものになります。 

超小型株にかかる規制

  • IBKRでは、資格対象となるお客様からの超小型株の移管のみを受付けており、以下の条件を達成している口座が対象となります: (1) 株式(移管前または後を問わず)を500万ドル以上保有する口座、または運用資産総額が2,000万ドル以上のファイナンシャルアドバイザーのクライアント、 かつ (2) 米国超小型株の占める割合が保有資産の半分以下であること。
  • IBKRでは、対象となるお客様が株式を公開市場で購入したこと、またはSECに登録したことを確認できる場合に限り、米国超小型株のブロックの移管を受付けております1
  • IBKRでは、OTCがCaveat Emptor、またはGrey Marketとしてデザインした米国超小型株の移管、またはオープン注文を、いかなるお客様からも受け付けることができません1。該当する株式をポジションに既にお持ちのお客様は、ポジションの決済は可能です。
  • IBKRでは、弊社で建てたショートポジションをカバーするための米国超小型株の移管を受付けておりません。
  • 約定のみのお客様(IBKRで約定し、他社で決済される場合)は、IBKR口座において米国超小型株のお取引はできません。(米国登録のブローカーのお客様は例外となることがあります)


超小型株に関してよくあるご質問

米国超小型株とは何ですか?
「超小型株」とみなされるのは (1) 店頭取引される株式、または (2) NasdaqやNYSE Americanに上場されている株式のうち、時価総額が5000万ドルから3億ドルの間で、5ドル以下で取引されているものを指します。この方針において超小型株とは、時価総額が5000万ドル以下の米国の公開企業の株式で、ナノキャップ株とも呼ばれ、一般的に超小型株に関連する市場で取引されるものを含みます。

短期的な株価の変動によって再分類が繰り返される事態を避けるため、米国超小型株に分類された銘柄は、30日連続で時価総額と株価の両方が、それぞれ3億ドルと5ドルを超えるまで、現在の分類が継続されます。

超小型株は低価格のものが多いため、一般的にペニーストックと呼ばれています。IBKRでは、低価格で取引されている銘柄で最近に時価総額が大きくなったものなど、例外を設けることがあります。また、IBKRでは非米国企業のADRは超小型株とはみなしません。

超小型株はどこで取引されますか?
超小型株は通常、証券取引所ではなく、店頭市場で取引されます。OTC Bulletin Board(OTCBB)やOTC Markets Group(OTCQX、OTCQB & Pinkなど)が経営する市場などのOTCシステムにおいて、マーケットメーカーによって電子的にクオートされることがよくあります。また、Caveat Emptor、Other OTCやGrey Marketと呼ばれる、上場していない銘柄もこのカテゴリーに含まれます。
また、米国の規制当局はNasdaqまたはNYSE Americanに上場している銘柄のうち、取引価格が$5以下で、時価総額が3億ドル以下のものも超小型株とみなします。

資格対象となるクライアントから移管されてくるポジションの一つ以上が超小型株の場合にはどうなりますか?
IBKRが超小型株のブロックを含む移管を受けた場合、資格対象となるクライアントが、株式が公開市場で購入されたか(他ブローカー経由で公開市場での購入)、 S-1またはこれと同様の登録書によってSECに登録されたことを証明する適切な書類を提出しない限り、IBKRは移管に含まれる超小型株ポジションの売却を制限する権利を有します。

対象となるお客様は、株式が公開市場で購入されたことの証明として、これを反映した、信頼できるブローカーからの証券取引明細書、またはトレード・コンファメーションをご提出ください。対象となるお客様は、株式が登録されたSECファイル番号(および株式が登録書に記載されているものであることを必要な書類)のご提供によって、株式の登録を証明することができます。

注意事項: 規制対象となる株式を他社へ移管することは、すべてのお客様に可能になっています。

IBKRではプライム口座に規制を設けていますか?
アクティビティにプライムサービスが含まれるお客様は、IBKRが執行ブローカーから受け入れることに同意した取引のみに対し、資格対象となるものとみなされます。プライム口座は、IBKRで超小型株を売却することができますが、これらの株式には、IBKRが上記の手続きに基づいて株式の再売却が可能であることを確認するまで、規制が適用されます。 

公開市場で購入した株式の規制を解除するには、株式が公開市場で購入されたことが記載される公式な口座明細書か、この内容のレターを執行した株式会社に会社のレターヘッド付きの紙に署名を入れて発行してもらって下さい。レターか明細書には以下の情報が含まれている必要があります。また、株式が募集によって取得された場合には、レターや明細書には、関連する登録届出書の文書やリンクを含めて、株式がその一部であることを明確にする必要があります。

証券会社からのレターに含まれるべき内容:
1) IBKR口座の番号
2) IBKR口座の名義
3) 取引日
4) 決済日
5) シンボル
6) サイド
7) 価格
8) 数量
9) 執行時間
10) 取引所
11) 署名が入っていること
12) 会社の公式レターヘッドを使用すること

サマリー: ロングポジションの規制がなくなった場合には、ロングの売り取引が受付可能になります。ショートの売り取引も受付可能になります。買いのロング取引は受付可能ですが、規制の解除に十分な情報をコンプライアンスが確認できるまで、ポジションには規制がかかったままとなります。買いのカバー取引および日中の往復取引はできません。


購入した株式が、Grey MarketやCaveat Emptorに再分類された場合にはどうなりますか?

IBKR口座で購入した株式が、後日、Caveat Emptor、またはGrey Market株式に分類された場合、ポジションの維持、決済、移管は可能ですが、増やすことはできません。


超小型株が口座で取引できなくなるにはどういった理由がありますか?
超小型株の取引に規制が設けられるにあたっては、2つの基本的な理由があります:

  • 発行体との提携の可能性: 米国証券取引委員会(「SEC」)ルール144では、発行体の関連会社による株式(超小型株を含む)の取引に一定の規制が設けられています。ルール144(「ルール144境界値」)の取引量の境界値に近い超小型株の取引活動や保有が見られた場合、IBKRではコンプライアンスによる審査が完了するまで、超小型株の取引に規制を設けることができます。
  • 超小型株の移管: IBKR口座に最近、超小型株を移管された場合には、コンプライアンスによる審査が完了するまで、この有価証券の取引に規制がかかることがあります。

上記の理由のいずれかに該当する場合には有価証券の取引に規制が設けられ、アカウント・マネジメント経由でお客様にメッセージが送信されます。通知には規制の理由および解除にあたってお客様に必要となる手順が記載されます。


なぜ私が超小型株発行体と関連性があるものとみなされる可能性があるのでしょうか?
「関連会社」とは、発行体をコントロールする関係にある執行役員、取締役、大株主などの人物を指します。

ルール144は、超小型株を含める有価証券すべてに適用されます。しかしながら、超小型株の取引に関連するリスクが高まっているため、お客様の超小型株の取引および/または保有がルール144の境界値に近い場合、IBKRでは超小型株の取引に規制を設けます。 この規制は、お客様の潜在的な関連性に関するコンプライアンス調査が行われるまで有効となります。

潜在的な関連性確認の審査を受けるにあたり、なぜ2週間ごとに新しく審査を頼まなければいけないのでしょうか?
お客様の関連性ステータスは、IBKRが上記の潜在的関連性の審査を完了した直後に変更される可能性があります。このためIBKRでは、お客様の取引活動や超小型株の保有量がルール144の境界値に近い場合、2週間ごとに潜在的関連性の確認を行うことが適切であると考えております。

IBKRが米国超小型株として指定している株式のリストはどこから確認できますか?
IBKRで米国超小型株と指定している株式のリストは: www.ibkr.com/download/us_microcaps.csvよりご確認いただけます。

リストは毎日更新されます。

超小型株の詳細はどこから入手できますか?
関連するリスクを含める超小型株の詳細は、SECのウェブサイトをご参照ください: https://www.sec.gov/reportspubs/investor-publications/investorpubsmicrocapstockhtm.html
-----------------------------------------------------------
1これには様々な方法による移管(ACATS,、DWAC、FOPなど)、カナダで上場される銘柄の米国での等価物への「サウスバウンド」移管による変換、既存のショートポジションをカバーするための移管、IBプライムのお客様が他ブローカーで約定しIBKRでクリアリングするものなどが含まれます。

 

IBKR株式利回り向上プログラム

プログラム概要

株式利回り向上プログラムでは、お客様の口座にある全額支払い済みの株式を、弊社が担保(米国国債または現金)と引き換えにお客様から借受け、金利を支払ってこれを借受けて空売りを希望するトレーダーに貸出しすることによって、追加収入を得ることができます。株式利回り向上プログラムに関する詳細はこちらより、またはよくあるご質問のページをご参照ください。

 

株式利回り向上プログラムへのお申込み方法

お申込みには、クライアント・ポータルにログインしてください。ログインしたらユーザーメニュー(右上にある人型のアイコンです)をクリックしてから、口座管理を選択してください。設定の項目から、株式利回り向上プログラムの横にある「設定」(ギア)のアイコンをクリックしてください。次の画面のチェックボックスを選択して、次に進むをクリックしてください。プログラムへのお申込みにあたって必要となる書類とディスクロージャーが表示されます。フォームをご確認の上でご署名ください。リクエストがお手続きされます。お申込みの完了には24-48時間かかります。

 

 

クラシックのアカウント・マネジメントよりお申込みいただく場合には、下記のボタンを指定されている順番にクリックしてください。

 

 

OTC Market (Microcap Stock) – Changes to SEC Rule 15c2-11

INTRODUCTION
 
On September 28, 2021, amendments to Exchange Act Rule 15c2-11 became effective. These regulatory changes prohibit broker-dealers such as IBKR from displaying or submitting quotes (i.e., bids or offers) for securities of issuers that have not met public reporting requirements. The amendments to the Rule effectively eliminate the ability of market makers to quote in OTC securities of issuers that fail to keep certain information current and make that information publicly available. We expect that this will result in a significant reduction in the liquidity of these products. Additionally, certain securities will be reclassified to the OTC “Grey Market” tier. Broker-dealers are prohibited from publishing quotes for Grey Market securities and these securities may become completely illiquid as a result.
 
We provide additional information in the FAQs below.
 
FAQs
 
Q: Why is the SEC mandating these changes?
 
A: The SEC believes that retail investors are the primary participants in the OTC market. While many issuers of quoted OTC securities publicly disclose current information, other issuers publish limited or stale information or do not publish required information at all. The SEC has indicated that a lack of current, publicly available information about these issuers may disadvantage retail investors and the SEC is addressing the issue by eliminating displayed quotes on the affected issuers.
 
Q: How will the amendments to Rule 15c2-11 change the OTC market?
 
A: Effective September 28, 2021, the Rule requires that current information about an issuer be publicly available for a security to become quoted initially and remain quoted on an ongoing basis, subject to certain limited exceptions. Quotations submitted on an “unsolicited” basis will still be permitted under the amended Rule for securities in certain OTC Markets tiers, but insiders and affiliates will be subject to additional limitations discussed below.
 
Q: How are the OTC Markets tiers changing?
 
A: OTC Markets is reclassifying certain issuers in its various market tiers in accordance with the Rule.
  • No change is anticipated for securities that remain classified in the OTCQX, OTCQB, or Pink Current market tiers.
  • Many stocks are being moved to the Pink Limited and Expert Tier and designated by OTC Markets as “unsolicited quotes only.” Clients can close these positions by placing orders online. Opening orders in these positions cannot be accepted online or by phone. 
  • No public quotations are permitted for securities classified in the Grey market tier. 
 
Q: How can I determine if the security I want to trade is "unsolicited quotes only?"
 
A: OTC Markets publishes a daily list of "unsolicited quotes only" stocks at the bottom of their 15c2-11 resource page
 
Q: What if I am holding a security that has been classified to the Grey Market?
 
A:  If you purchased a stock in your IBKR account that becomes “Grey Market” classified, you will be allowed to maintain or transfer the position.  OTC Markets will not publish quotations for securities classified as Grey Market after September 28th and you may be unable either to exit or increase your position online. 
 
Q: How are orders for stocks that are subject to the Rule routed and filled?
 
A: If the order is for a stock designated as “unsolicited quotes only,” the order will not be displayed to the public and will be filled against the best available bid or offer on the market center.  Also, there will be limited liquidity for “unsolicited quotes only” stocks because Interactive Brokers participates in fewer market centers for these stocks.
 
Q: Where can I find relevant information? 
 
A: Please refer to the following links for additional information:
 

株式利回り向上プログラムに関連してよくあるご質問

株式利回り向上プログラムの目的
株式利回り向上プログラムは、分離管理されている証券ポジション(全額支払い済みや超過証拠金となる株式)をIBKRがサードパーティに貸付することを許可することによって副収入につなげるプログラムです。ご参加されるお客様は、貸付されている株式が終了時に確実に返却されるための担保(米国国債または現金)をお受取りされます。

 

全額支払済みおよび超過証拠金となる株式とは
全額支払済みの株式とは、口座に保有されている有価証券で完全に支払いの済んでいるものを指します。超過証拠金となる株式とは、支払いの済んでいない株式で、市場価格が証拠金バランスの140%を超えているものを指します。

 

株式利回り向上プログラムの貸付による取引から発生する収入はどのように計算されますか?
株式の貸付によってお客様に発生する収入は、店頭株式貸付市場の金利によって変わります。金利は貸付される株式の種類だけでなく、貸付日にも大きく左右されます。弊社では通常、参加者のお客様に対し、株式の貸付によって弊社に発生した金額の約50%の利息を担保にお支払い致します。

 

貸付の担保額はどのように計算されるのですか?
株式の貸付に必要となる金利を決定する担保(米国国債または現金)は、株式の終値に一定の割合(通常102-105%)掛けた上で一番近いドル/セント/ペンス等に切り上げられる、業界協定による方法で設定されます。通貨によって業界協定が異なります。例えば終値がUSD 59.24の株式100株貸付は$6,100に値します($59.24 * 1.02 = $60.4248。これが$61に切り上げられた上で100を掛けたもの)。下記は通貨ごとの業界協定のチャートになります:

USD 102%: 一番近いドルに切り上げ
CAD 102%: 一番近いドルに切り上げ
EUR 105%: 一番近いセントに切り上げ
CHF 105%: 一番近いラッペンに切り上げ
GBP 105%: 一番近いペンスに切り上げ
HKD 105%: 一番近いセントに切り上げ

詳細はKB1146をご確認ください。

 

株式利回り向上プログラム用の担保はどこにどうやって保有されるのですか?

IBLLCのお客様の担保は米国国債または現金として、IBLLCの関連会社であるIBKR Securities Services LLC(「IBKRSS」)に移管の上で保有されます。本プログラムによる担保はIBKRSSがお客様用の口座に保有し、担保に対する権利は完全にお客様が優先となります。万が一、IBLLCが債務不履行を起こした場合でも、IBLLCを経由せずにIBKRSSを通して直接、担保にアクセスすることができます。詳細はこちらより、証券口座の管理に関する同意書をご参照ください。IBLLCのお客様ではない方の担保は、口座を管理する事業体による保有および保管となります。例えば、IBIE口座の場合、担保はIBIEによる保有および保管となります。

 

IBKRの株式利回り向上プログラムによって貸付されている株式が売却や移管された場合や、プログラムへの参加をやめた場合にはどのような影響がありますか?

金利は取引が行われた日の翌日(T+1)より発生しなくなります。また、移管やプログラム参加の解約があった場合には、翌営業日より金利が発生しなくなります。

 

株式利回り向上プログラムへの参加資格はどのようになっていますか?

参加資格のある事業体*
IB LLC
IB UK(SIPP口座は対象外)
IB IE
IB CE
IB HK
IB Canada(RRSP/TFSA口座は対象外)
IB Singapore

 

参加対象となる口座
キャッシュ(登録日の時点で資産が最低$50,000であること)
マージン
ファイナンシャルアドバイザー管理のクライアント口座*
証券会社管理のクライアント口座: Fully DisclosedおよびNon-Disclosed*
証券会社管理のオムニバス口座
セパレート・トレーディング・リミット口座(STL)

*お申込みされる口座は、マージン口座やキャッシュ口座の必要最低額を達成している必要があります。

こちらのプログラムは、IBジャパン、IBヨーロッパSARL、IBKRオーストラリア、ならびにIBインドのお客様にはご利用いただけません。IB LLCにおける口座をお持ちの日本およびインドのお客様はプログラムにご参加いただくことができます。

また、ファイナンシャルアドバイザー管理のクライアント口座、fully disclosedタイプの証券会社管理のクライアント口座、ならびにオムニバス・ブローカー口座をお持ちのお客様で上記の条件を達成されている方にはご利用いただくことができます。ファイナンシャルアドバイザーおよびfully disclosedタイプの証券会社管理のクライアント口座の場合には、クライアントによる同意書へのサインが必要となります。オムニバス・ブローカー口座の場合には、ブローカーによる同意書へのサインが必要となります。

 

IRA口座は株式利回り向上プログラムに参加できますか?
できます。

 

Interactive Brokers Asset Managementの管理によるIRA口座のパーティションは、株式利回り向上プログラムに参加できますか?
いいえ。

 

UK SIPP口座は株式利回り向上プログラムに参加できますか?
いいえ。

 

プログラムに参加しているキャッシュ口座の資産が必要額である$50,000を下回った場合にはどうなりますか?
キャッシュ口座に必要となる最低資金額は、プログラムへの参加時点のみに必要となります。それ以降に資金額が下がったとしても、既存の貸付および新規の貸付に対する影響はありません。

 

株式利回り向上プログラムへはどうやって申込みできますか?
お申込みはクライアント・ポータルからできます。ログインしたら、ユーザーメニュー(右上にある人型のアイコン)をクリックし、設定を選択します。この後、口座設定にある取引の項目の株式利回り向上プログラムをクリックしてお申込みください。プログラムへのお申込みにあたって必要となる書類とディスクロージャーが表示されます。フォームをご確認のうえ、ご署名ください。リクエストがお手続きのために送信されます。お申込みの完了には24-48時間かかります。

 

株式利回り向上プログラムはどのように解約できますか?
ご解約はクライアント・ポータルからできます。ログインしたら、ユーザーメニュー(右上にある人型のアイコン)をクリックし、設定を選択します。この後、口座設定にある取引の項目の株式利回り向上プログラムをクリックして必要手続きを行ってください。リクエストがお手続きのために送信されます。 解約リクエストは通常、同日の終了時に処理されます。
 

 プログラム参加後に解約した場合、いつからまたプログラムへの参加ができるようになりますか?
プログラム解約後、暦日で90日間はお申込みいただくことができません。

 

貸付対象となる有価証券ポジションのタイプ

米国マーケット ヨーロッパマーケット 香港マーケット カナダマーケット
普通株(上場株式、PINKおよびOTCBB) 普通株(上場株式) 普通株(上場株式) 普通株(上場株式)
ETF ETF ETF ETF
優先株 優先株 優先株 優先株
社債*      

*地方債は対象外です。

 

IPOに続いて流通市場で取引されている株式を貸付するにあたって何か規制はありますか?
口座に保有される対象証券に規制がない限りありません。

 

貸付対象となる株数はどうやって割り出されますか?
株式がある場合には先ずこの価値を割り出します。IBKRではこれに対する担保権を保有し、お客様が株式利回り向上プログラムにご参加されていない場合でも貸し出すことができます。お客様が株式を購入する際に証拠金貸付によって融資を行うブローカーは、お客様の株式を現金負債額の140%まで担保として貸出できるよう、規制によって許可されています。$50,000の現金残高を保有するお客様が、市場価格が$100,000の株式を購入するケースを例として見てみます。この場合の貸付高は$50,000となり、ブローカーはこの残高の140%に値する金額または$70,000の株式を担保権として保有します。この金額を超えてお客様が保有する株式は超過証拠金証株式(この例では$30,000となります)とみなされ、株式利回り向上プログラムの一環として弊社がこれの貸付を行うことを許可されない場合には分別管理が必要になります。

負債額はまずUSD建てでない残高をすべてUSDに変換し、この後ショート株式からの収益がある場合にはこれを差し引いて(必要な場合にはUSDに変換し)割り出されます。結果としてマイナスの数値が出る場合には、これの140%までを弊社が確保します。またコモディティのセグメントやスポットメタル、およびCFD用に保有される残高は計算に入りません。 詳細は、こちらをご参照ください。

例 1: USDを基準通貨とする口座において、EUR.USDが1.40の換算レートでEUR 100,000保有しています。USD建てで株価が$112,000(EUR 80,000同等額)の株式を購入します。USDに変換された現金額がプラス残高であるため、株式は全額支払い済みとみなされます。

要素 EUR USD 基準(USD)
現金 100,000 (112,000) $28,000
ロング株式   $112,000 $112,000
流動性資産価値(NLV)     $140,000

例 2: USDで$80,000、USD建てで$100,000のロング株式、そしてUSD建てで$100,000のショート株式を保有しています。合計$28,000のロング株式は証拠金証券、また残りの$72,000は超過証拠金証券とみなされます。これはショート株式の収益を現金残高から差し引き($80,000 - $100,000)この結果となるマイナス残高に140%をかけて算出されます($20,000 * 1.4 = $28,000)。

要素 基準(USD)
現金 $80,000
ロング株式 $100,000
ショート株式 ($100,000)
流動性資産価値(NLV) $80,000

 

IBKRでは利用可能な株式すべてを貸付するのですか?
貸付対象となる株式に対する有利なレートを提供するマーケットがない、借手のいるマーケットに弊社がアクセスできない、または弊社が貸付を希望しないなどの理由により、口座内の貸付可能な株式すべてが株式利回り向上プログラムを通して貸付される保証はありません。

 

株式利回り向上プログラムの貸付は100株単位で行われますか?
いいえ。弊社から外部への貸付は100株単位のみで行っていますが、お客様からの貸付には決まった単位はなく、外部へ100株の貸付が必要となる場合には、1人のお客様からの75株、また別のお客様からの25株をあわせて100株しにて貸付を行う可能性があります。

 

貸付することのできる株数が必要な株数を上回る場合、貸付は顧客に対してどのように振り分けられるのですか?
プログラムによって貸付可能な株数が借手が必要とする株数を超える場合、貸付は比例計算で割当られます。例えば、プログラムによるXYZ株の合計数が20,000株で、10,000株が必要とされている場合、それぞれのお客様より対象となる株式の50%が貸付されます。

 

株式の貸付はIBKRの顧客のみにされますか?それともサードパーティにもされるのでしょうか?
株式は、IBKRおよびサードパーティの顧客に貸付されることがあります。

 

株式利回り向上プログラムの参加者は、IBKRが貸付する株式を指定することができますか?
いいえ。こちらのプログラムは弊社が完全に管理を行うものであり、証拠金ローンの抵当権により弊社が貸付許可を有する貸付可能な証券がある場合、全額支払い済みまたは超過証拠金の株式の貸付が可能かどうか、またこれの開始は弊社の裁量により決定されます。

 

株式利回り向上プログラムで貸付に出されている株式の売却には何か規制がありますか?
貸付されている株式に規制はなく、いつでも売却することができます。株式は売却にあたって返還の必要はなく、売却からの収益は通常の決済日にお客様の口座に入金されます。貸付は売却日の翌営業日開始時に終了します。

 

株式利回り向上プログラムで貸付されている株式に対してカバード・コールを売却し、証拠金信用力を受けることはできますか?
できます。貸付されているポジションに関連する損益は株式所有者のものとなるため、株式の貸付によってアンカバードやヘッジベースの必要証拠金に影響はありません。

 

貸付対象の株式で実際に引渡しが行われたものに対してコールの割当やプットの権利行使が発生した場合にはどうなりますか?
ポジションのクローズまたは減少となるアクションからT+1(取引、割当、権利行使)の時点で貸付停止となります。

 

貸付の対象となった後で取引が中止された株式はどうなりますか?
取引中止によって株式の貸付機能への直接的な影響はなく、対象株式の貸付が可能である限り、中止に関わらず株式の状態は変わりません。

 

証拠金や変動をカバーするために貸付による担保をコモディティ口座にスイープすることはできますか?
いいえ。貸付保証のための担保が証拠金などに関わることはありません。

 

プログラム参加者が証拠金ローンを始める、または既存のローン残高を増やすとどうなりますか?
全額支払い済みの株式をお持ちのお客様がプログラムを利用してこれを貸付された後で証拠金ローンを行う場合、超過証拠金証券の対象とならなくなるため貸付は停止されます。同様に、超過証拠金証券をお持ちのお客様がプログラムを利用してこれを貸付された後で証拠金ローンを上げる場合には、これも超過証拠金証券の対象とならなくなるため貸付は停止されます。

 

貸付されている株式はどのような状況で解約されますか?
以下のいずれかの状況(これに限らず)が発生した場合、株式の貸付は解約となります:

- プログラムの解約
- 株式の移管
- 株式を元にした借入
- 株式の売却
- コール割当/プット権利行使
- 口座の解約

 

株式利回り向上プログラムの参加者は、貸付されている株式の配当を受け取ることができますか?
貸出された株式利回り向上プログラムの株式は、 配当金を獲得し、配当金相当額(PIL)による受け取りを回避するため、通常、配当の権利落日前日までにリコールを試みます。ただし、PILとしての受け取りとなる場合もあります。

 

株式利回り向上プログラムの参加者には、貸付されている株式への議決権がありますか?

いいえ。承諾やアクションを行う選択日や基準日が貸付期間内の場合、選択や承諾を行う権利は証券の借手のものとなります。

 

株式利回り向上プログラムの参加者は、貸付されている株式のライツやワラント、またをスピンオフによる株式を受け取ることができますか?

できます。貸付されている株式のライツ、ワラント、スピンオフ株式や分配はすべて株式所有者が受け取ります。

 

貸付されている株式はアクティビティ・ステートメント上にどのように表示されますか?

貸付担保、発行済み株式、アクティビティおよび収入は、以下の6項目に表示されます:


1. 現金詳細 – 開始時の担保(米国国債または現金)残高、貸付アクティビティによる純変化(新しい貸付の場合にはプラス、純利益の場合にはマイナス)および終了時の現金担保残高が記載されます。

 

2. 純株式ポジションのサマリー – 株式ごとにIBKRにおける合計株数、借入られている株数、貸付られている株数および純株数(IBKRでの株数+借入株数+貸付株数)が記載されます。 

 

3. IBKR管理の貸付証券(株式利回り向上プログラム) – 株式利回り向上プログラムで貸付された株式ごとに、貸付株数および金利(%)が記載されます。 

3a. IBSSに保管されるIBKR管理の証券担保(株式利回り向上プログラム) – 証券の貸付用担保として保有される米国国債とその数量、価格、合計価値がIBLLCのお客様のステートメントに表示されます。

 

4. IBKR管理の証券貸付状況 (株式利回り向上プログラム)– 証券ごとに、貸付返却の割当(解約された貸付)、新しい貸付の割当(開始された貸付)、株数、純利率(%)、お客様の担保への利率(%)、ならびに担保額の詳細が記載されます。 

 

5. IBKR管理の貸付証券アクティビティ金利詳細 (株式利回り向上プログラム)– 貸付ごとに、IBKRのものとなる利子(%)、IBKRの収入({担保額*金利}/360に相当する、貸付によってIBKRのものとなる収入の合計)、お客様の担保への利子(貸付によってIBKRのものとなる収入の約半分)、ならびにお客様のものとなる利子(お客様の担保への利子)の詳細が記載されます。

注意: この項目は発生した利子がステートメント期間にUSD $1を超える場合のみ表示されます。   

 

6. 未払い利息 – ここでの利子収入は未払い利息であり、その他の未払い利息と同じように扱われます(集約してUSD $1以上になる場合のみ未払い利息として、マンスリーの現金に表示されます)。年末報告のため、この利息は米国納税者に発行されるForm 1099にレポートされます。

 

特別な必要証拠金の対象となる有価証券に関するよくあるご質問

GME、AMC、BB、EXPRならびにKOSSには現在今までにないボラティリティが発生しており、このためこちらの有価証券に以前はご利用可能となっていたレバレッジが下がり、また場合によってはリスクを下げる取引のみに規制が設けられています。下記はこちらに関するよくある質問をまとめたものになります。

 

Q: 今回のボラティリティの影響を受けたGMEやその他の米国証券の取引に対する規制は何かありますか?

A: IBKRでは今回市場のボラティリティの対象となったGME、AMC、BB、EXPRならびにKOSSの株式や、 その他の株式に対して現在規制を設けておりません。これは新しいポジションのオープン取引と既存のポジションのクローズ取引の両方を対象としています。

他社と同様、弊社におきましても特定の有価証券に対して一定期間クローズのみの規制を設けておりましたが、こちらの規制はすでに外されています。

IBKRでは既存のポジションのクローズ取引に対する規制は設けておらず、今後もその様にする予定はございません。

 

Q: 対象銘柄の株式やオプション、またその他のデリバティブ商品をIBKRで取引するにあたって証拠金の利用はできますか?

A: IBKRでは今回ボラティリティの対象となったGMEとその他の米国証券に対して必要証拠金率を上げており、ロングポジションは100%、またショートポジションは300%まで必要証拠金が増額しています。必要証拠金は注文を発注される前に取引プラットフォームよりご確認ください。

 

Q: 特定の証券のオープン取引に対して規制が導入されているのはなぜですか?

A: 市場の変化が激しく一定していないため価格も大きく変動しており、これによって弊社のお客様と弊社に多大な損失が発生することのない様、リスク管理として規制を導入しております。

IBKRではクリアリング機関や証券会社などに対する今回の不自然なボラティリティによる影響を今後もモニターしていきます。

 

Q: IBKRとその関連会社では規制の導入が必要となる銘柄のポジションを保有していますか?

A: いいえ。IBKRではこれら対象証券のポジションを保有しておりません。

 

Q: IBKRではこの様な規制を導入することができるのでしょうか?

A: 顧客同意書に基づき、IBKRではその裁量によってお客様からのご注文を拒否することができます。

IBKRではまた、オープンポジションや新規のポジションに対する必要証拠金を裁量によって変更する権利を有します。 これはIBKRが証拠金取引に必要となる証拠金を貸し出しているためです。

 

Q: 規制はすべてのクライアントを対象としていますか?それとも特定のグループのみを対象とするのでしょうか?

A: 今回設定された新規ポジションのオープン取引に対する制限と証拠金の増額はすべてのお客様を対象としています。規制はお客様の区分ではなく、対象となる有価証券に基づいて設定されています。

 

Q: IBKRに保有している資金にリスクはありますか?IBKRに損失は発生しているのでしょうか?

A: IBKRに多大な損失は発生しませんでした。IBKRではリスク管理を慎重に行っており、今回のボラティリティによる影響をそれほど受けていません。何等かの状況に至った場合でもIBG LLCでは9億ドルを超える自己資本を保有しており、規制によって必要とされる資本を6億ドル上回っています。

 

Q: IBKRでは今後この状況をどのように対処していきますか?また案内はどのようになっているのでしょうか?

A: IBKRではマーケットの状況を今後もモニターし、状況に基づいて判断していきます。現状は弊社のウェブサイトより継続してご確認いただきますようお願い致します

FAQs: Securities subject to Special Requirements

We are seeing unprecedented volatility in GME, AMC, BB, EXPR, KOSS and a small number of other U.S. securities that has forced us reduce the leverage previously offered to these securities and, at times, limit trading to risk reducing transactions. Outlined below are a series of FAQs relating to these actions.

 

Q: Are there any current restrictions on my ability to trade GME and the other US securities that have been subject to the recent heightened volatility?

A: IBKR is currently not restricting customers from trading shares of AMC, GME, BB, EXPR, KOSS or the other stocks that have been the subject of extreme market volatility. That includes orders to open new positions or close existing ones.

Like many brokers, IBKR placed limits on opening new positions in certain of these securities for a period of time. Those restrictions have since been lifted.

IBKR has not restricted customers’ ability to close existing positions and does not plan to do so.

 

Q: Can I use margin in trading stocks, options or other derivatives on these products through IBKR?

A: IBKR has increased its margin requirements for securities in GME and the other US securities subject to the recent volatility, including up to 100% margin required for long positions and 300% margin on the short side. You can see these margin requirements in your trading platform prior to submitting an order.

 

Q: Why did IBKR place these restrictions on my ability to open new positions in certain securities?

A: IBKR took these actions for risk management purposes, to protect the firm and its customers from incurring outsized losses due to wild swings in prices in a volatile and unstable marketplace.

IBKR remains concerned about the effect of this unnatural volatility on the clearinghouses, brokers and market participants.

 

Q: Does IBKR or its affiliates have positions in these products that it was protecting by placing these restrictions?

A: No. IBKR itself has no proprietary positions in any of the securities.

 

Q: What allowed IBKR to place those restrictions?

A: Pursuant to its customer agreement, IBKR may decline to accept any customer’s order at IBKR’s discretion.

IBKR also has the right to modify margin requirements for any open or new positions at any time, in its sole discretion. After all, IBKR is the one whose money is being loaned in a margin trade.

 

Q: Did those restrictions apply to all or just some of IBKR’s customers?

A: All restrictions – all limits on opening new positions and margin increases – applied to all IBKR customers. They were placed based on the security, not based on the customer.

 

Q: Is my money at IBKR at risk? Has IBKR suffered material losses?

A: IBKR did not incur substantial losses. Through its prudent risk management, IBKR has navigated this market volatility well. In any event, on a consolidated basis, IBG LLC exceeds $9 billion in equity capital, over $6 billion in excess of regulatory requirements.

 

Q: What will IBKR do going forward? How will I know?

A: IBKR will continue to monitor developments in the market, and will make decisions based on market conditions. For current information, please continue to visit our website.

Syndicate content