株式借入ポジションに関連する利息または費用の割り出し方
口座保有者が株式を空売りする場合、IBKRでは購入者に株式を引き渡す義務を履行するため、口座保有者に変わって同額の株式の借入を行います。 株式の借入を行うための株式借入に関する同意書は、IBKRが株式の貸し手に対し、借入のための現金担保を提供することを義務としています。 現金担保の金額は、担保マークと呼ばれる、株価の業界標準計算に基づいています。
株式の貸し手は、現金担保の利息をIBKRに提供し、また現金担保預金の実勢市場金利(通常、米ドル建て現金預金に対するフェデラル・ファンド実行金利に固定されています)よりも低い金額に支払われる利息を調整することによって、このサービスを提供することに対する手数料を請求します。 借入困難な銘柄の場合、株式提供に対する貸し手の手数料により、IBKRにマイナス金利が請求される可能性があります。
多くの証券会社ではこのリベートの一部を機関投資家にのみパススルーしますが、IBKRではすべてのお客様に対し、 USD 100,000または他通貨での同等額を超える空売り株式の売却収益に対して利息をお支払いしています。借入可能な証券の供給が借入需要に対して多い場合、口座保有者は、ベンチマーク・レート(例:米ドル建て残高に対するフェデラル・ファンドによるオーバーナイト実行金利)からスプレッド(現在、USD 100,000の残高に対して1.25%、USD 3,000,000以上の残高に対して0.25%の範囲)を差し引いた額と同額の空売り株式残高に対する利息の受け取りを期待できます。レートは予告なく変更される可能性があります。
特定の銘柄の需要と供給の属性によって銘柄が借入困難になる場合、貸し手が提供するリベートが減少し、口座に対する請求が発生する可能性があります。リベートまたは請求は、より高い借入手数料として口座保有者にパススルーされ、これが空売り収益の利息を上回り、口座に対する請求となる可能性があります。レートは銘柄と日付の両方に左右されるため、IBKRでは、クライアントポータル/アカウント・マネジメントからアクセス可能な空売り可能株式ツールを使用して、空売りに対する指標レートをご確認いただくことをお勧めします。ツールに表示される指標レートは、IBKRがTier IIIの残高に対して支払う空売り収益利息、つまり300万米ドル以上の空売り収益にも適用されることにご留意ください。残高が少ない場合、レートは取引通貨に関連するティアおよびベンチマークレートに基づいて調整されます。正確なレートは、「空売り(ショートセル)の売却代金の現金に対する受取金利計算機能」からご確認いただけます。
その他の例や計算機能は、有価証券ファイナンシングのページをご参照ください。
ご留意事項
空売り可能株式ツール及びTWSで提供される、借入可能な株式及び指標レートに関する情報は、正確性または有効性に関する保証なしに、ベストエフォートベースで提供されます。空売り可能株式には、リアルタイムで更新されない、サードパーティからの情報が含まれます。レートに関する情報はあくまでも目安です。現在の取引セッションで約定される取引は通常、2営業日で決済され、実際の借入可能株式と借入にかかるコストは決済日に決定されます。取引が特に少ない株式、小型株、および今後のコーポレートアクション(配当を含め)がある株式クラスの場合、取引日から決済日までの間にレートと利用可能株が大幅に変化する可能性があることにご注意ください。詳細は、空売りにかかる運用リスクをご参照ください。
金利に伴うリスク
日 | 空売り | カバーのための購入 | 決済済みショートポジション | 借入手数料 | |
月曜 | 市場取引時間後にOCCよりIBKRへショートコール割当の報告 | XYZ株-100 取引日 (T) |
変化なし | なし | |
火曜 | コールの割当と株式の売却がお客様のIBKR口座に反映 | T+1 | XYZ株+100 取引日 (T) |
変化なし | なし |
水曜 | T+2 決済日 | T+1 | -100 | あり | |
木曜 | T+2 決済日 | 変化なし | なし |
プログラム概要
株式利回り向上プログラムでは、お客様の口座にある全額支払い済みの株式を、弊社が担保(米国国債または現金)と引き換えにお客様から借受け、金利を支払ってこれを借受けて空売りを希望するトレーダーに貸出しすることによって、追加収入を得ることができます。株式利回り向上プログラムに関する詳細はこちらより、またはよくあるご質問のページをご参照ください。
お申込みには、クライアント・ポータルにログインしてください。ログインしたらユーザーメニュー(右上にある人型のアイコンです)をクリックしてから、口座管理を選択してください。設定の項目から、株式利回り向上プログラムの横にある「設定」(ギア)のアイコンをクリックしてください。次の画面のチェックボックスを選択して、次に進むをクリックしてください。プログラムへのお申込みにあたって必要となる書類とディスクロージャーが表示されます。フォームをご確認の上でご署名ください。リクエストがお手続きされます。お申込みの完了には24-48時間かかります。
クラシックのアカウント・マネジメントよりお申込みいただく場合には、下記のボタンを指定されている順番にクリックしてください。
株式の借入ポジションの担保に必要となる入金額の計算にあたっては、前営業日の決済価格の102%に相当する金額を一番近いドルに切り上げ、これに借入れる株数をかけた金額が貸し手側に必要になるというのが業界協定になっています。 借入金利は担保金額に基づいて決定されるため、この協定はショートポジションの保有にかかる費用に影響し、価格が低く借入れ困難な銘柄に特に影響します。USD建てでない株式の計算方法は異なりますのでご注意ください。下記は通貨ごとの計算方法をまとめたものになります:
通貨 | 計算方法 |
USD | 102%: 一番近いドルに切り上げ |
CAD | 102%: 一番近いドルに切り上げ |
EUR | 105%: 一番近いセントに切り上げ |
CHF | 105%: 一番近いラッペンに切り上げ |
GBP | 105%: 一番近いペンスに切り上げ |
HKD | 105%: 一番近いセントに切り上げ |
取引の調整価格は、日ごとの口座明細書の「直接以外の借入困難銘柄の詳細」の項目から確認できます。 下記は担保額の計算方法と、これによる借入手数料への影響の例になります。
例 1:
ABCの株を$1.50の価格で100,000株空売り
空売りからの売上 = $150,000.00
ABCの株価が$0.25に下がり借入手数料が50%と仮定
ショート株式担保額の計算
価格 = 0.25 x 102% = 0.255、$1.00に切り上げ
価値 = 100,000株 x $1.00 = $100,000.00
借入手数料 = $100,000 x 50% / 1年間に360日 = 1日あたり$138.89
口座保有者の残高に他の空売り取引による収益がないものと仮定すると、残高が利息の積み立てに必要となるTier 1の最低額$100,000に達していないため、借入手数料が空売りからの売上による利息によって相殺されることはありません。
例2(EUR建て株式)
ABCの株をEUR 1.50の価格で100,000株空売り
前営業日の終値がEUR 1.55であり借入手数料が50%と仮定
ショート株式担保額の計算
価格 = EUR 1.55 x 105% = 1.6275、EUR 1.63に切り上げ
価値 = 100,000株 x 1.63 = $163,000.00
借入手数料 = EUR 163,000 x 50% / 1年間に360日 = 1日あたりEUR 226.38
**土曜日と日曜日は金曜日と同様の扱いになり、必要入金額の計算に木曜日の決済価格が使用されますのでご注意ください。
株式利回り向上プログラムの目的
株式利回り向上プログラムは、分離管理されている証券ポジション(全額支払い済みや超過証拠金となる株式)をIBKRがサードパーティに貸付することを許可することによって副収入につなげるプログラムです。ご参加されるお客様は、貸付されている株式が終了時に確実に返却されるための担保(米国国債または現金)をお受取りされます。
全額支払済みおよび超過証拠金となる株式とは
全額支払済みの株式とは、口座に保有されている有価証券で完全に支払いの済んでいるものを指します。超過証拠金となる株式とは、支払いの済んでいない株式で、市場価格が証拠金バランスの140%を超えているものを指します。
株式利回り向上プログラムの貸付による取引から発生する収入はどのように計算されますか?
株式の貸付によってお客様に発生する収入は、店頭株式貸付市場の金利によって変わります。金利は貸付される株式の種類だけでなく、貸付日にも大きく左右されます。弊社では通常、参加者のお客様に対し、株式の貸付によって弊社に発生した金額の約50%の利息を担保にお支払い致します。
貸付の担保額はどのように計算されるのですか?
株式の貸付に必要となる金利を決定する担保(米国国債または現金)は、株式の終値に一定の割合(通常102-105%)掛けた上で一番近いドル/セント/ペンス等に切り上げられる、業界協定による方法で設定されます。通貨によって業界協定が異なります。例えば終値がUSD 59.24の株式100株貸付は$6,100に値します($59.24 * 1.02 = $60.4248。これが$61に切り上げられた上で100を掛けたもの)。下記は通貨ごとの業界協定のチャートになります:
USD | 102%: 一番近いドルに切り上げ |
CAD | 102%: 一番近いドルに切り上げ |
EUR | 105%: 一番近いセントに切り上げ |
CHF | 105%: 一番近いラッペンに切り上げ |
GBP | 105%: 一番近いペンスに切り上げ |
HKD | 105%: 一番近いセントに切り上げ |
詳細はKB1146をご確認ください。
株式利回り向上プログラム用の担保はどこにどうやって保有されるのですか?
IBLLCのお客様の担保は米国国債または現金として、IBLLCの関連会社であるIBKR Securities Services LLC(「IBKRSS」)に移管の上で保有されます。本プログラムによる担保はIBKRSSがお客様用の口座に保有し、担保に対する権利は完全にお客様が優先となります。万が一、IBLLCが債務不履行を起こした場合でも、IBLLCを経由せずにIBKRSSを通して直接、担保にアクセスすることができます。詳細はこちらより、証券口座の管理に関する同意書をご参照ください。IBLLCのお客様ではない方の担保は、口座を管理する事業体による保有および保管となります。例えば、IBIE口座の場合、担保はIBIEによる保有および保管となります。
IBKRの株式利回り向上プログラムによって貸付されている株式が売却や移管された場合や、プログラムへの参加をやめた場合にはどのような影響がありますか?
金利は取引が行われた日の翌日(T+1)より発生しなくなります。また、移管やプログラム参加の解約があった場合には、翌営業日より金利が発生しなくなります。
株式利回り向上プログラムへの参加資格はどのようになっていますか?
参加資格のある事業体* |
IB LLC |
IB UK(SIPP口座は対象外) |
IB IE |
IB CE |
IB HK |
IB Canada(RRSP/TFSA口座は対象外) |
IB Singapore |
参加対象となる口座 |
キャッシュ(登録日の時点で資産が最低$50,000であること) |
マージン |
ファイナンシャルアドバイザー管理のクライアント口座* |
証券会社管理のクライアント口座: Fully DisclosedおよびNon-Disclosed* |
証券会社管理のオムニバス口座 |
セパレート・トレーディング・リミット口座(STL) |
*お申込みされる口座は、マージン口座やキャッシュ口座の必要最低額を達成している必要があります。
こちらのプログラムは、IBジャパン、IBヨーロッパSARL、IBKRオーストラリア、ならびにIBインドのお客様にはご利用いただけません。IB LLCにおける口座をお持ちの日本およびインドのお客様はプログラムにご参加いただくことができます。
また、ファイナンシャルアドバイザー管理のクライアント口座、fully disclosedタイプの証券会社管理のクライアント口座、ならびにオムニバス・ブローカー口座をお持ちのお客様で上記の条件を達成されている方にはご利用いただくことができます。ファイナンシャルアドバイザーおよびfully disclosedタイプの証券会社管理のクライアント口座の場合には、クライアントによる同意書へのサインが必要となります。オムニバス・ブローカー口座の場合には、ブローカーによる同意書へのサインが必要となります。
IRA口座は株式利回り向上プログラムに参加できますか?
できます。
Interactive Brokers Asset Managementの管理によるIRA口座のパーティションは、株式利回り向上プログラムに参加できますか?
いいえ。
UK SIPP口座は株式利回り向上プログラムに参加できますか?
いいえ。
プログラムに参加しているキャッシュ口座の資産が必要額である$50,000を下回った場合にはどうなりますか?
キャッシュ口座に必要となる最低資金額は、プログラムへの参加時点のみに必要となります。それ以降に資金額が下がったとしても、既存の貸付および新規の貸付に対する影響はありません。
株式利回り向上プログラムへはどうやって申込みできますか?
お申込みはクライアント・ポータルからできます。ログインしたら、ユーザーメニュー(右上にある人型のアイコン)をクリックし、設定を選択します。この後、口座設定にある取引の項目の株式利回り向上プログラムをクリックしてお申込みください。プログラムへのお申込みにあたって必要となる書類とディスクロージャーが表示されます。フォームをご確認のうえ、ご署名ください。リクエストがお手続きのために送信されます。お申込みの完了には24-48時間かかります。
株式利回り向上プログラムはどのように解約できますか?
ご解約はクライアント・ポータルからできます。ログインしたら、ユーザーメニュー(右上にある人型のアイコン)をクリックし、設定を選択します。この後、口座設定にある取引の項目の株式利回り向上プログラムをクリックして必要手続きを行ってください。リクエストがお手続きのために送信されます。 解約リクエストは通常、同日の終了時に処理されます。
プログラム参加後に解約した場合、いつからまたプログラムへの参加ができるようになりますか?
プログラム解約後、暦日で90日間はお申込みいただくことができません。
貸付対象となる有価証券ポジションのタイプ
米国マーケット | ヨーロッパマーケット | 香港マーケット | カナダマーケット |
普通株(上場株式、PINKおよびOTCBB) | 普通株(上場株式) | 普通株(上場株式) | 普通株(上場株式) |
ETF | ETF | ETF | ETF |
優先株 | 優先株 | 優先株 | 優先株 |
社債* |
*地方債は対象外です。
IPOに続いて流通市場で取引されている株式を貸付するにあたって何か規制はありますか?
口座に保有される対象証券に規制がない限りありません。
貸付対象となる株数はどうやって割り出されますか?
株式がある場合には先ずこの価値を割り出します。IBKRではこれに対する担保権を保有し、お客様が株式利回り向上プログラムにご参加されていない場合でも貸し出すことができます。お客様が株式を購入する際に証拠金貸付によって融資を行うブローカーは、お客様の株式を現金負債額の140%まで担保として貸出できるよう、規制によって許可されています。$50,000の現金残高を保有するお客様が、市場価格が$100,000の株式を購入するケースを例として見てみます。この場合の貸付高は$50,000となり、ブローカーはこの残高の140%に値する金額または$70,000の株式を担保権として保有します。この金額を超えてお客様が保有する株式は超過証拠金証株式(この例では$30,000となります)とみなされ、株式利回り向上プログラムの一環として弊社がこれの貸付を行うことを許可されない場合には分別管理が必要になります。
負債額はまずUSD建てでない残高をすべてUSDに変換し、この後ショート株式からの収益がある場合にはこれを差し引いて(必要な場合にはUSDに変換し)割り出されます。結果としてマイナスの数値が出る場合には、これの140%までを弊社が確保します。またコモディティのセグメントやスポットメタル、およびCFD用に保有される残高は計算に入りません。 詳細は、こちらをご参照ください。
例 1: USDを基準通貨とする口座において、EUR.USDが1.40の換算レートでEUR 100,000保有しています。USD建てで株価が$112,000(EUR 80,000同等額)の株式を購入します。USDに変換された現金額がプラス残高であるため、株式は全額支払い済みとみなされます。
要素 | EUR | USD | 基準(USD) |
現金 | 100,000 | (112,000) | $28,000 |
ロング株式 | $112,000 | $112,000 | |
流動性資産価値(NLV) | $140,000 |
例 2: USDで$80,000、USD建てで$100,000のロング株式、そしてUSD建てで$100,000のショート株式を保有しています。合計$28,000のロング株式は証拠金証券、また残りの$72,000は超過証拠金証券とみなされます。これはショート株式の収益を現金残高から差し引き($80,000 - $100,000)この結果となるマイナス残高に140%をかけて算出されます($20,000 * 1.4 = $28,000)。
要素 | 基準(USD) |
現金 | $80,000 |
ロング株式 | $100,000 |
ショート株式 | ($100,000) |
流動性資産価値(NLV) | $80,000 |
IBKRでは利用可能な株式すべてを貸付するのですか?
貸付対象となる株式に対する有利なレートを提供するマーケットがない、借手のいるマーケットに弊社がアクセスできない、または弊社が貸付を希望しないなどの理由により、口座内の貸付可能な株式すべてが株式利回り向上プログラムを通して貸付される保証はありません。
株式利回り向上プログラムの貸付は100株単位で行われますか?
いいえ。弊社から外部への貸付は100株単位のみで行っていますが、お客様からの貸付には決まった単位はなく、外部へ100株の貸付が必要となる場合には、1人のお客様からの75株、また別のお客様からの25株をあわせて100株しにて貸付を行う可能性があります。
貸付することのできる株数が必要な株数を上回る場合、貸付は顧客に対してどのように振り分けられるのですか?
プログラムによって貸付可能な株数が借手が必要とする株数を超える場合、貸付は比例計算で割当られます。例えば、プログラムによるXYZ株の合計数が20,000株で、10,000株が必要とされている場合、それぞれのお客様より対象となる株式の50%が貸付されます。
株式の貸付はIBKRの顧客のみにされますか?それともサードパーティにもされるのでしょうか?
株式は、IBKRおよびサードパーティの顧客に貸付されることがあります。
株式利回り向上プログラムの参加者は、IBKRが貸付する株式を指定することができますか?
いいえ。こちらのプログラムは弊社が完全に管理を行うものであり、証拠金ローンの抵当権により弊社が貸付許可を有する貸付可能な証券がある場合、全額支払い済みまたは超過証拠金の株式の貸付が可能かどうか、またこれの開始は弊社の裁量により決定されます。
株式利回り向上プログラムで貸付に出されている株式の売却には何か規制がありますか?
貸付されている株式に規制はなく、いつでも売却することができます。株式は売却にあたって返還の必要はなく、売却からの収益は通常の決済日にお客様の口座に入金されます。貸付は売却日の翌営業日開始時に終了します。
株式利回り向上プログラムで貸付されている株式に対してカバード・コールを売却し、証拠金信用力を受けることはできますか?
できます。貸付されているポジションに関連する損益は株式所有者のものとなるため、株式の貸付によってアンカバードやヘッジベースの必要証拠金に影響はありません。
貸付対象の株式で実際に引渡しが行われたものに対してコールの割当やプットの権利行使が発生した場合にはどうなりますか?
ポジションのクローズまたは減少となるアクションからT+1(取引、割当、権利行使)の時点で貸付停止となります。
貸付の対象となった後で取引が中止された株式はどうなりますか?
取引中止によって株式の貸付機能への直接的な影響はなく、対象株式の貸付が可能である限り、中止に関わらず株式の状態は変わりません。
証拠金や変動をカバーするために貸付による担保をコモディティ口座にスイープすることはできますか?
いいえ。貸付保証のための担保が証拠金などに関わることはありません。
プログラム参加者が証拠金ローンを始める、または既存のローン残高を増やすとどうなりますか?
全額支払い済みの株式をお持ちのお客様がプログラムを利用してこれを貸付された後で証拠金ローンを行う場合、超過証拠金証券の対象とならなくなるため貸付は停止されます。同様に、超過証拠金証券をお持ちのお客様がプログラムを利用してこれを貸付された後で証拠金ローンを上げる場合には、これも超過証拠金証券の対象とならなくなるため貸付は停止されます。
貸付されている株式はどのような状況で解約されますか?
以下のいずれかの状況(これに限らず)が発生した場合、株式の貸付は解約となります:
- プログラムの解約
- 株式の移管
- 株式を元にした借入
- 株式の売却
- コール割当/プット権利行使
- 口座の解約
株式利回り向上プログラムの参加者は、貸付されている株式の配当を受け取ることができますか?
貸出された株式利回り向上プログラムの株式は、 配当金を獲得し、配当金相当額(PIL)による受け取りを回避するため、通常、配当の権利落日前日までにリコールを試みます。ただし、PILとしての受け取りとなる場合もあります。
株式利回り向上プログラムの参加者には、貸付されている株式への議決権がありますか?
いいえ。承諾やアクションを行う選択日や基準日が貸付期間内の場合、選択や承諾を行う権利は証券の借手のものとなります。
株式利回り向上プログラムの参加者は、貸付されている株式のライツやワラント、またをスピンオフによる株式を受け取ることができますか?
できます。貸付されている株式のライツ、ワラント、スピンオフ株式や分配はすべて株式所有者が受け取ります。
貸付されている株式はアクティビティ・ステートメント上にどのように表示されますか?
貸付担保、発行済み株式、アクティビティおよび収入は、以下の6項目に表示されます:
1. 現金詳細 – 開始時の担保(米国国債または現金)残高、貸付アクティビティによる純変化(新しい貸付の場合にはプラス、純利益の場合にはマイナス)および終了時の現金担保残高が記載されます。
2. 純株式ポジションのサマリー – 株式ごとにIBKRにおける合計株数、借入られている株数、貸付られている株数および純株数(IBKRでの株数+借入株数+貸付株数)が記載されます。
3. IBKR管理の貸付証券(株式利回り向上プログラム) – 株式利回り向上プログラムで貸付された株式ごとに、貸付株数および金利(%)が記載されます。
3a. IBSSに保管されるIBKR管理の証券担保(株式利回り向上プログラム) – 証券の貸付用担保として保有される米国国債とその数量、価格、合計価値がIBLLCのお客様のステートメントに表示されます。
4. IBKR管理の証券貸付状況 (株式利回り向上プログラム)– 証券ごとに、貸付返却の割当(解約された貸付)、新しい貸付の割当(開始された貸付)、株数、純利率(%)、お客様の担保への利率(%)、ならびに担保額の詳細が記載されます。
5. IBKR管理の貸付証券アクティビティ金利詳細 (株式利回り向上プログラム)– 貸付ごとに、IBKRのものとなる利子(%)、IBKRの収入({担保額*金利}/360に相当する、貸付によってIBKRのものとなる収入の合計)、お客様の担保への利子(貸付によってIBKRのものとなる収入の約半分)、ならびにお客様のものとなる利子(お客様の担保への利子)の詳細が記載されます。
注意: この項目は発生した利子がステートメント期間にUSD $1を超える場合のみ表示されます。
6. 未払い利息 – ここでの利子収入は未払い利息であり、その他の未払い利息と同じように扱われます(集約してUSD $1以上になる場合のみ未払い利息として、マンスリーの現金に表示されます)。年末報告のため、この利息は米国納税者に発行されるForm 1099にレポートされます。
Interactive Brokers clients have the ability to gain direct exposure to US Treasuries on both the short and long side of the market.
Order Entry
Orders can be entered via TWS.
Cost to Borrow
The borrow fee to short US Treasuries is based on IBKR’s borrow cost and is subject to daily change. If the Treasury is borrowed by Interactive Brokers at the General Collateral rate, the customer does not incur a borrow fee.
Interest Income
Customers earn Short Credit Interest on their short US Treasury positions based on IBKR’s standard tiered rates.
Margin Requirements
Margin1 requirements on Short US Treasury positions are the same as Long US Treasury positions. The requirement is between 1% and 9%, depending on time to maturity. The proceeds of the short sale are not available for withdrawal. The amount available for withdrawal is generally Equity with Loan Value – Initial Margin.
Additional information on fixed income margin requirements can be found here.
Commissions
Selling short US Treasuries incurs the same commission cost as buying US Treasuries. IBKR’s commission schedule can be found here.
Trading Policy
Minimum short position size is $250,000 face value per CUSIP due to limitations of the US Treasury borrow market. Once the minimum position size is met, the minimum order increment is $250,000 for both short sales and buy to covers (as long as the resulting short position remains higher than the $250,000 face value minimum).
Short Sale Order Examples
Existing US Treasury Short Position Face Value in Account (per CUSIP) | Face Value of Short Sale Order | Face Value of Resulting Position | Order Accepted? | Reason |
Flat | $250,000 | $250,000 | Yes | Face Value of resulting position is => $250,000 |
Flat | $100,000 | $100,000 | No | Face Value of resulting position is < $250,000 |
$250,000 | $50,000 | $300,000 | No | Order increment < $250,000 |
$250,000 | $250,000 | $500,000 | Yes | Order increment =>$250,000 |
Buy-to-cover orders that will result in a short US Treasury position of less than $250,000 face value will not be accepted.
Buy to Cover Order Examples
Existing US Treasury Short Position Face Value in Account (per CUSIP) | Face Value of Buy to Cover Order | Face Value of Resulting Position | Order Accepted? | Reason |
$500,000 | $250,000 | $250,000 | Yes | Face Value of resulting position is => $250,000 |
$500,000 | $300,000 | $200,000 | No | Face Value of resulting position is < $250,000 |
$500,000 | $500,000 | Flat | Yes | Order increment => $250,000 |
Payment in Lieu
When a short US Treasury position is held over the record date of an interest payment, the borrower’s account will be debited a payment-in-lieu of interest equal to the interest payment owed to the lender.
Eligible US Treasuries for Shorting
Only accounts carried under Interactive Brokers LLC and Interactive Brokers UK are eligible to short sell US Treasuries.
US Treasury Notes and Bonds with an outstanding value greater than $14 Billion can be sold short.
US Treasury Bills, TIPs, STRIPs, TF (Floating Rate Notes) and WITFs (When-Issued Floating Rate Notes) are not available for shorting.
Non-US sovereign debt is also not available for shorting.
1Trading on margin is only for sophisticated investors with high risk tolerance. You may lose more than your initial investment.
For more information regarding margin loan rates, see ibkr.com/interest
As a US registered broker-dealer, Interactive Brokers LLC (“IBKR”) is subject to Regulation SHO, a collection of US Securities & Exchange Commission rules relating to short-selling of equity securities. Rule 204 of Regulation SHO places certain requirements on clearing brokers in the event that they fail to deliver securities on settlement date in connection with a sale of those securities. This can happen for a variety of commonplace operational reasons, and does not indicate a problem at the clearing broker. In certain circumstances, Rule 204 may require a clearing broker to not permit shorting a security for a certain period of time (unless sufficient shares of that security are pre-borrowed to cover the order marked as a short sale).
Rule 204(a) requires that a clearing broker, if it fails to deliver on a sale trade on the settlement date, must closeout its fail by buying or borrowing the relevant security a specified number of trading days later (depending on whether the sale was long or short), prior to the opening of the regular trading session on that day.
Rule 204(b) provides that if the clearing broker does not closeout its fail in accordance with Rule 204(a), the broker may not accept short sale orders from its customers in the relevant stock (the stock in which the unclosed-out fail has occurred), or place such orders for its own account, unless it has first borrowed the shares of the relevant stock to cover the new short sale order. This is colloquially known in the securities industry as being in the “penalty box” for the relevant security. This restriction exists until the clearing broker has purchased shares in the amount of the unclosed-out fail, and that purchase has settled.
Any broker that executes trades through that clearing broker, and clears and settles those trades through that clearing broker, is subject to the same Rule 204(b) restriction, as is any broker that executes away from that clearing broker, but intends to clear and settle those trades through the clearing broker.
Rule 204(c) requires clearing brokers to notify brokers from whom they receive trades for clearance and settlement of when they become subject to a short-sale restriction under Rule 204(b), and when that restriction ends. This is so that the notified brokers can avoid executing trades away from the clearing broker that are not permitted under the clearing broker’s short-sale restriction. If you have received a notice from IBKR regarding Rule 204(c), it generally means that IBKR's books and records show that you are an introducing broker or dealer that clears and settles trades through IBKR, and that also has the capability (or your client has such capability) of executing trades at away brokers or dealers for settlement through IBKR. You should not execute any short-sale order at an away broker-dealer in a security which we have notified you is shortsale restricted, unless you have first arranged to pre-borrow sufficient shares of that security through IBKR. For more information on pre-borrowing, please click here or contact us.
The above is a general description of Rule 204 of Regulation SHO, to aid our broker-dealer clients in understanding IBKR's obligations and why certain stocks may become unshortable at certain times irrespective of their availability to be borrowed. It is not legal advice and should not be used as such.
Rate Risk
Day | Short Sale | Buy to Cover | Settled Short Position | Borrow Fee Charged? | |
Monday | OCC reports short call assignment to IBKR after market hours. | -100 XYZ stock Trade Date (T) |
Flat | No | |
Tuesday | Call assignment and stock sale are reflected in the account | T+1 Settlement Date | +100 XYZ stock Trade Date (T) |
Yes | Yes |
Wednesday | T+1 Settlement Date | Flat | No |
重要な留意点:
*強制決済が行われた日には、少なくとも強制決済された数量と同じだけの株(強制決済された有価証券)をその日の終わりまでに購入する(その機関におけるすべての口座を統合し)必要があることにご注意ください。強制決済の行われた日の残りの取引時間には以下のことが禁止されます:(i)強制決済された株式の売却、(ii)強制決済された株のインザマネー・コール・オプションの売却、(iii)強制決済された株のプット・オプションの約定(取引規制)。お客様がそれでも強制決済の行われた日のうちに、その機関におけるすべての口座を統合し必要な量の株を購入しない場合(以前に売却されたコール・オプションに割り当てられたためなどの理由により)、この機関は翌取引日に、お客様の強制決済の行われた日における株の取引アクティビティに追加して、この日にお客様が購入する必要があったであろう株の数量に対する再度の強制決済を行います。お客様には再度、口座すべてを通しての株の購入が必要となり、またこの取引日の残り時間には取引規制が適用されます。
* 弊社の義務付けられている強制決済の方法と第三者機関による買戻しの方法の違いにより、執行取引価格と前日の終値に大きな差が生じる可能性があることにご注意ください。この様な差はひ流動的な有価証券の場合には特に顕著な可能性があります。お客様にはこういったリスクをご理解いただいた上でポートフォリオの管理をお願いいたします。
Introduction
While account holders are always at risk of having a short security position closed out if IB is unable to borrow shares at settlement of the initial trade or bought in if the trade settles and the shares are recalled by the lender thereafter, certain securities have characteristics which may increase the likelihood of these events occurring. Two examples are leveraged Exchange Traded Funds (ETF) and Exchange Traded Notes (ETN), where the supply of shares available to borrow can be influenced by a number of factors not found with shares of common stock. An overview of these securities and these factors is provided below.
Overview
As background, an ETF is a security organized as a pooled investment vehicle that can offer diversified exposure or track a particular index by investing in stocks, bonds, commodities, currencies, options or a blend of assets. An ETF is similar to a mutual fund in that each share of an ETF represents an undivided interest in the underlying assets of the fund. However, unlike a mutual fund in which orders are only processed at a price determined at the end of the day, ETF shares are repriced and trade throughout the day on an exchange. To balance the supply and demand of shares and ensure that secondary market prices approximate the market value of the underlying assets, ETF issuers allow Authorized Participants (typically large broker-dealers) to create and redeem ETF shares in large blocks, typically 50,000 to 100,000 shares. While many ETFs invest solely in securities, others use debt or derivatives to track and/or magnify exposure to an index. The ProShares Ultra VIX Short-Term Futures ETF ( symbol: UVXY) is one example of a widely traded leveraged ETF.
ETNs are also securities that are repriced and trade throughout the day on an exchange and are designed to provide investors with a return that corresponds to an index. Unlike ETFs, however, ETNs are unsecured debt instruments and do not represent an interest in an underlying pool of assets. They do not pay interest like traditional debit instruments, but rather a promise to pay a specific return that typically corresponds to an index or benchmark. The Barclays iPath® S&P 500 VIX Short-Term Futures™ ETN (symbol: VXX) is one example of a widely traded ETN.
The supply of shares available to borrow in order to initiate or maintain a short sale position may be less stable for certain leveraged ETFs and ETNs, including UVXY and VXX, due to the following factors:
- Limited Authorized Participants: The number of Authorized Participants willing to issue ETFs, particularly those that invest in derivatives (e.g., futures contracts, swap agreements and forward contracts) rather than securities and seek performance equal to a multiple (i.e., 2x) or an inverse multiple (i.e., -2x) of a benchmark may be limited. Moreover, Authorized Participants have no legal obligation to create shares and may elect not to do so to minimize their exposure as a dealer.
- No Authorized Participants: As ETN shares represent credit instruments, the supply of such shares is determined solely by the issuing financial institution and Authorized Participants are not involved with the creation or redemption of shares. The ETN issuer typically reserves the right to limit, restrict or stop selling additional shares at any time.
- Limited Holding Period: Certain leveraged ETFs and ETNs seek to match the performance of a benchmark index for a single day rather than an extended period. They are principally used by institutional investors and other traders looking to obtain short-term exposure to an asset class, hedge other investments in a portfolio or invest as a way to gain interim exposure to a particular market while gradually investing directly in that market. These factors can result in a higher rate of turnover and less stability of share inventory available to lend for short sales.
- Margin Considerations: Shares made available for lending to short sellers often originate from brokers who maintain a lien on the shares as they’ve financed the purchase of the shares on behalf of clients via margin loans. Clients purchasing shares using borrowed funds are subject to regulatory margin requirements, compliance to which depends in part upon the value of the shares supporting the loan. As certain leveraged ETFs/ETNs are designed to provide returns in multiples of their benchmark, the inherent volatility of these products may diminish clients’ ability to maintain the position and, in turn, the broker’s ability to lend the shares.