SLSをオプトアウトされた場合のセキュリティについて

概観: 

IBKRのセキュア・ログイン・システム(SLS)の使用をオプトアウト(解約)されているお客様は、二段階ログイン認証プロセスによって可能な保護をご活用いただいておりません。このため弊社ではIP規制などの代替となるセキュリティ方法のご使用を強くお薦めしております。IP規制の設定をクライアント・ポータルより選択していただくことにより、取引プラットフォームへのアクセスに特定のIPアドレスのみの利用をご希望であることを弊社で把握することができます。また、ひとつの口座に対して複数のトレーダーが存在する場合、口座のマスターユーザーがそれぞれのトレーダーのレベルで規制を設定することができます。 

 

事前のチェックリスト:

IP規制を設定する前に、先ず下記の作業が必要となります:

  • WAN IPアドレスを確認してください。こちらはご利用のネットワークの外部(インターネット)側のIPアドレスであり、ローカルIPアドレス(LAN IPアドレスとも呼ばれています)とは別のものです。会社のオフィスなどからお取引される場合には、ITやネットワークの部門にご利用のコンピューターのWAN IPアドレスをご確認ください。個人のブロードバンド/ケーブル/衛星などでインターネットに接続されている場合には、ご利用のインターネットサービス・プロバイダーにご確認ください。
  • IPアドレスが静的であることを確認してください。これはIPアドレスがいつでも同じであるということを意味します。ルーターやモデムを再起動する際に変更したり、一定の時間ごとに変更しないことを確認してください。こちらもWAN IPアドレスの提供元と確認することができます。
  • IP規制はすぐに反映されませんのでご注意ください。フィルターは弊社のシステムが日次で行う夜間の再起動の際に適用されます。IP規制リクエストの送信された時間によっては、有効化されるまでに24時間ほどかかることがあります。こちらはIP規制の設定を外す場合にも同じですので、設定を行うときや外すときには十分にお気をつけください。
  • IP規制は弊社でご提供しているすべての取引プラットフォームに適用することができます。すべてのIPアドレスからアクセスできるクライアント・ポータルには影響しません。

注意点:

IPアドレスのエラーなどテクニカルな問題は無くならないため、口座の完全な保護には二段階ログイン認証プロセスによるSLS (ibkr.com/sls)をのご利用が必要になりますことをご了承ください。

こちらに関してご質問等ございましたら、弊社のテクニカルアシスタンスセンター(TAC)までお気軽にご連絡ください。

IP規制の設定方法:

  1. クライアント・ポータルにログインして、メニューアイコンをクリックしてください
  2. メニューより設定をクリックしてから、ユーザー設定をクリックしてください。 この後IP規制の横にある、ホイール(設定)をクリックしてください。
  3. IP規制の簡単な説明が表示されます。IP規制を追加するをクリックして新しいIP規制を設定してください。
  4. ドロップダウンメニューよりトレーダーを選択してから、このトレーダーに許可するIPアドレスを入力してください(フォーマット:xxx.xxx.xxx.xxx)。「次に進む」をクリックしてください。
  5. 二段階ログイン認証プロセスを使用せずにクライアント・ポータルにログインすると、確認番号を含めるメールが送信されます1。これを確認番号の欄に入力してください。作業ができたら「次に進む」をクリックしてリクエストを送信してください。セキュリティデバイスを使用してクライアント・ポータルにログインする場合には、手順6に直接お進みください。
  6. 作業が完了すると、確認画面が表示されます。OKをクリックしてください。
  7. 有効なIPアドレス規制がすべて表示されます。追加をご希望の場合には、IP規制を追加するを再度クリックしてください。 ご希望でない場合には別ページに移動してください

 

オプトアウトおよびペニー・ストック・トレーダーのためのIP規制:

オプトアウトを選択され、クライアント・ポータルへのログインのみに二段階ログイン認証プロセスを使用されているお客様は、ペニー・ストックの取引許可の有効化にIP規制が必要となります。


コンピューターとネットワーク保護のためのその他の方法

  • TWSにログインされる際には、ログイン画面の「SSLを使用」のチェックボックスを有効化してください。SSL(Secure Socket Layer)が128ビット暗号を使用して、お客様のコンピューターと弊社のサーバーで交換する情報を保護します。
  • お客様のネットワークやコンピューターへ許可のないアクセスを防ぐため、ファイアーウォールを使用してください。ファイアーウォールを設定する際には、KB2816DESKTOP TWSにリストされるホスト/ポートを必ず許可してください。
  • コンピューターのウイルス感染を防ぐため、ウイルス対策ソフトウェアを使用してください。 新型のウイルスは定期的に作成されます。ウイルス対策ソフトが常に更新されていることをご確認ください。
  • 様々な個人情報を収集するスパイウェア/マルウェアのプログラムを削除し、お客様のコンピューターへの侵入を防ぐ、マルウェア対策ソフトウェアを使用してください。最近のウイルス対策ソフトウェアの多くには、マルウェア対策ソフトウェアが組み込まれています。
  • 公共のWifiや保護のないもの、またはご自身のものでないWifi接続の使用は避けてください。安全でないネットワーク(公共のWifiスポットなど)の使用が必要になった場合には、IBKR口座を含め、金融機関の口座にはログインしないでください。

 

注意点:
1. メールを受信されていない場合には、スパム/ジャンクメールのフォルダーをご確認ください。メールがない場合には、donotreply@interactivebrokers.comおよびhelp@interactivebrokers.comを信頼できる送信者のリストに追加していただき、この後「承認番号の再送」ボタンをクリックして、新しいメールの送信をリクエストしてください。

 

セキュリティデバイスの代替品や一時的なセキュリティコードのリクエスト方法

IBKRではお客様の資産と口座を不正なアクセスより保護するために努めております。セキュア・ログイン・システムを使用することにより、口座のセキュリティを強化することができます。セキュリティデバイスの代替品リクエストは、セキュリティ上の理由により口座名義人の口頭によるご本人様確認が必要となるため、すべてお電話のみで承っております。お口座へのアクセスと代替品の発行が早急に必要な場合には、IBKRクライアントサービスまでお電話にてお問い合わせください。ログインアクセス復旧のサポートを致します。

 

参考文献
  • テンポラリー・パスコードの有効性に関する詳細はKB69をご覧ください
  • セキュア・ログインシステムの概要はKB1131をご覧ください
  • セキュリティデバイスに関する詳細はKB2636をご覧ください
  • 2人以上のユーザーで同じセキュア・ログイン・デバイスを使用する際のインストラクションはKB2481をご覧ください
  • セキュア・ログイン・システムに戻る場合のインストラクションはKB2545をご覧ください
  • 弊社にセキュリティデバイスをご返却いただく際のインストラクションはKB975をご覧ください
  • IBKRモバイル経由でのIB Key認証の有効化手順はKB2260をご覧ください
  • マルチプル・ツーファクター認証システムに関する詳細はKB2895をご覧ください
  • セキュリティデバイスにかかる費用に関する詳細はKB1861をご覧ください

 

ログイン認証コードの受信にボイスコールバック機能を使用する方法

Background: 

 二段階ログイン認証プロセス用にSMSが有効化されている場合には、ログイン認証コードの受信にボイスコールバック機能を利用することができます。こちらのページではプラットフォームにログインする際にコールバック機能を使用する方法をステップごとにご説明します。

 

ボイスコールバック機能の使用方法
 
ログイン認証コードを受信できない場合には、ボイスコールバック機能を選択することができます。この機能を選択すると自動音声によるコールバックでログイン認証コードを受信することができます。以下の手順に沿って機能を有効化してください。手順はログインされようとしているプラットフォームによって異なります。
 

 

クライアント・ポータル

1. 「セキュリティーコードを受信されませんでしたか?」をクリックしてください

2. 二つあるオプションから「ボイス」を選択し、コールバックを待ってください。

3. コールバックはボイスを選択してから通常1分内にかかってきます。認証コードを書き取るための準備をしてコールバックをお待ちください。

 

TWS

1. 「新しいセキュリティーコードをリクエストする」をクリックしてください

2. 二つあるオプションから「ボイス」を選択し、OKをクリックしてください。コールバックを待ってください。

 3. コールバックはボイスを選択してから通常1分内にかかってきます。認証コードを書き取るための準備をしてコールバックをお待ちください。

注意: TWS用のボイスコールバックは最新バージョンとベータ版のみでご利用可能です。

 

iOS用IBKRモバイル

1. 「新しいコードをリクエストする」をクリックしてください

2. 二つあるオプションから「ボイス」を選択し、コールバックを待ってください。

 3. コールバックはボイスを選択してから通常1分内にかかってきます。認証コードを書き取るための準備をしてコールバックをお待ちください。

 

アンドロイド用IBKRモバイル

1. 「新しいセキュリティーコードをリクエストする」をクリックしてください

2. 二つあるオプションから「ボイス」を選択し、コールバックを待ってください。

 3. コールバックはボイスを選択してから通常1分内にかかってきます。認証コードを書き取るための準備をしてコールバックをお待ちください。

 

参考文献:

 

セキュア・ログイン・デバイスのPINを変更する方法

Background: 

セキュリティ強化のため、インタラクティブ・ブローカーズでは定期的なPINの変更をお薦めしております。

ご注意: 現在のPINを紛失された場合にはPINのリセットが必要になりますので、クライアントサービスまでご連絡ください。ibkr.com/supportに記載される電話番号のいずれかにおかけください。

以下はPINコードの変更方法です。手順はご利用のセキュリティデバイスのタイプによって異なります:

 

 

デジタル・セキュリティー・カード・プラス(DSC+)

      

DSC+のPINは以下の手順に沿ってクライアント・ポータルから変更してください:

  1. セキュリティデバイスを利用してクライアント・ポータルにログインし、左上端のメニューをクリックしてください。
  2. 設定 --> ユーザー設定 --> セキュア・ログイン・システムと進んでください。
  3. (設定)のホイールをクリックしてください
  4. 有効なDSC+の横にあるi 情報 アイコンをクリックしてください
  5. ポップアップウィンドウの右下にあるPINの変更をクリックしてください
  6. ご希望のPINを新しく入力し、確認のために再度入力してください。チャレンジ・コードが画面に表示されます。チャレンジ・コードと新しいPINでDSC+を使用して、レスポンス・コードを作成してください。レスポンス・コードをパスコード欄に入力し、次に進むをクリックしてください
  1. 新しいPINが正しく入力されると確認ページに進みます。右下のOKをクリックして手順を完了させてください。 

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アンドロイドユーザー用IBKRモバイル

 

IBKRモバイルアプリを開いてください。

  1. 左上端にあるサービスのボタンをタップしてください
    IB Key, tap Menu icon in top-right corner
  2. 認証するボタンをタップしてください
    IB Key, tap Change PIN
  3. PINの変更をタップしてください。ご利用のスマートフォンによってはオプションが下にありますので、スクロールダウンしてください。
    IB Key, enter Current PIN, New PIN and Repeat New PIN     IB Key, tap Submit
  4. ユーザー名、パスワード、現在のPIN、そして新しいPINを2回入力してください。送信をタップしてください。ご利用のスマートフォンによっては項目が下にありますので、スクロールダウンしてください。
    IB Key, wait till you receive text message with SMS Code     IB Key, enter SMS Code and tap Submit Pin Change
  5. PINが変更できました。完了をタップしてください。
    IB Key, PIN change successfully processed, tap Go to start page

PINが変更できましたらIBKRモバイルアプリを閉じ、新しいPINを利用してクライアント・ポータルや取引プラットフォームにログインすることができます。 

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セキュア・ログイン・システム利用の解約をキャンセルをする方法

概観: 

セキュア・ログイン・システム(SLS)プログラムのご利用を解約(オプトアウト)されたお客様にはリスクが発生するため、特定の規制の対象となります(ピンクシートやOTCBB株式の取引など)。このような状況やSLS保護を利用する場合のベネフィットをご考慮いただき、セキュア・ログイン・システムご利用の再検討をお薦め致します。 こちらのページではセキュア・ログイン・システムの解約をキャンセルする手続きをステップごとにご説明します。

Background: 

口座のセキュリティ設定を変更するには、主要なユーザーがクライアント・ポータルにログインする必要があります。セキュリティ設定を変更することのできないユーザーには、システムによる通知と変更許可のあるユーザーが表示されます。

セキュア・ログイン・システム利用を解約されていて、こちらの設定のキャンセルをご希望の場合には、以下の手順に沿ってキャンセルしてください:

1. ブラウザーを開いてibkr.comに進んでください。

2. ログイン> ポータル・ロングインをクリックしてください
 
3. ログイン情報を入力し、セキュリティデバイスを利用して認証作業を完了させてください
 
4. 左側のメニューより、 設定> ユーザー設定をクリックしてください。この後、セキュリティボックス内の設定「ギア」 アイコンをクリックしてください。これはセキュア・ログイン・システム1の横にあります
 
5. 「セキュア・ログイン設定」のボックスが表示されます。ボックス内にある設定 アイコンをクリックしてください。「取引にセキュアログインが必要ではありません」の設定画面に移動します。
 
6. ログイン時には常にセキュアログイン・デバイスの使用を希望します」の横にあるオプションボタンを選択して次に進むをクリックしてください
 
7. 設定更新の確認通知が送信されます。OK をクリックして作業を終了してください

 

留意点

1. クライアント・ポータルのクラシックバージョンをご利用の場合には、一番上にあるメニュー口座管理をクリックしてからセキュリティー >セキュア・ログイン・システム > セキュリティディバイスの解約(SLSオプトアウト) をクリックしてください。この後、該当するユーザーの横にあるオプションボタンをクリックして解約をキャンセルして下さい。

 

参考文献
  • セキュア・ログインシステムの概要はKB1131をご覧ください
  • デジタル・セキュリティー・カード+の交換リクエスト方法に関する詳細はKB1943をご覧ください
  • セキュリティデバイスに関する詳細はKB2636をご覧ください
  • 2人以上のユーザーで同じセキュア・ログイン・デバイスを使用する際のインストラクションはKB2481をご覧ください
  • IBKRにセキュリティデバイスをご返却いただく際のインストラクションはKB975をご覧ください
  • IBKRモバイル経由でのIB Key認証の有効化手順はKB2260をご覧ください
  • マルチプル・ツーファクター認証システムに関する詳細はKB2895をご覧ください
  • セキュリティデバイスにかかる費用に関する詳細はKB1861をご覧ください
  • テンポラリー・パスコードの有効性に関する詳細はKB69をご覧ください

 

セキュリティデバイスの共有方法

概観: 

弊社ではひとつの口座や同じ管理の複数の口座に対し、複数のユーザー名を使用することができます。 複数のセキュリティデバイスの使用をご希望されないお客様は、ひとつのデバイスにまとめてすべてのユーザーに使用することができます。デバイスの共有にあたって必要となる事前条件と手順は以下をご参照ください。

注意事項: IBKRモバイル認証(IB Key)をご利用のお客様は、 IB Keyが複数のユーザーをIBKRモバイル自体から直接有効化してしまうため、こちらの共有手順は使用しないでください(メニュー: 認証 -> ユーザーの追加)。 
 
Background: 

事前に必要となる条件

実際のセキュリティデバイスの共有は以下の条件がすべてそろった場合のみ可能です:

a) 参加するユーザーが同じ事業体に属するか、異なる事業体に属していても本人確認のデータが同じであること(生年月日、国籍、法的居住国、身分証明書のタイプおよび番号、アメリカ市民または居住者は社会保障番号)。 

b) 参加するユーザーが一時的なセキュリティデバイスを使用していないこと(テンポラリーコード、オンライン・セキュリティー・コード・カード)。

c) 最高レベルの保護のため、実際のデバイスを共有すること。保護レベルの同じデバイスを幾つか使用している場合には、どちらでも構いません。デバイスの保護レベルは下記の表をご参照ください:

セキュリティレベル

デバイス名

デバイスイメージ

最高レベル デジタル・セキュリティー・カード+ (DSC+)
最低レベル セキュリティー・コードカード(SLSカード)
 
 

手順:

1. 複数のデバイスの中から保護レベルの一番高いものを選び、どのユーザーのものかを確認してください。このユーザーをデバイス所有者と呼びます。

2. クライアント・ポータルに、リクエストユーザーとして(デバイス所有者ではなく)ログインしてください

3. 左上端にあるメニューアイコンをクリックし、 設定を選択してからユーザー設定
を選択してください
 
 4.ホイール設定)をクリックしてください。これはセキュア・ログインシステムの横にあります
 
5a. ユーザーに有効なデバイスがない場合には、システムがSLS 登録メニューを表示します。「別のユーザー名ですでにセキュアログイン・デバイスにアクセスすることができます」を選択し、次に進むをクリックしてください
 
5b. 手順が異なる場合には、システムがデバイスのリストを表示します。デバイスを共有するをクリックして次に進んでください
 
6.手順1で確認したデバイス所有者のログイン情報を入力し、次に進むをクリックしてください。

 
7. 共有しようとしているSLSデバイスに合ったセキュリティ内容(チャレンジ・コードかインデックス番号)が表示されます。システムの表示するセキュリティ内容でSLSデバイスを使用して、レスポンス・コードを作成してください。該当欄にレスポンス・コードを入力し、次に進むをクリックしてください。
 
8. 入力内容が正しいことを確認したら、次に進むをクリックしてください。

 
9. リクエストのステータスが表示されます(詳細は注意点a.をご覧ください)。OKをクリックして手順を完了させてください。

 

注意点:

a. ほとんどの場合、共有化リクエストはすぐ自動的に処理された上で、承認ならびに有効化されます。コンプライアンス部門による承認が必要な場合には、これが完了するまでお手続き中の項目に表示されます。

b. 共有化リクエストが承認され次第、必要のなくなったデバイスは、 共有をキャンセルして別々のデバイス再度有効化する場合のため、安全な場所に保管してください。 デバイスの保管の必要がない場合には、下記のインストラクションをご参照の上、弊社までご返却ください(DSC+のみ):
 

c. 最も起こりやすいエラーメッセージとその原因は以下の様になります:

- デバイスのセキュリティレベルが低い: 共有化にセキュリティレベルの低いデバイスが選択された場合に出るエラーメッセージです。セキュリティレベルの最も高いものを再度確認して、こちらを共有してください。

- 本人確認データが異なっている:
共有化に関連する事業体/個人の本人確認のデータが一致しない場合に出るエラーメッセージです。複数のユーザーが異なる事業体/個人のものである場合、デバイスの共有はできないようになっていますのでご注意ください。
複数のユーザーが同じ事業体/個人のものである上でエラーメッセージが出る場合には、記録されている本人確認書類の有効期限が切れている等の理由が考えられます。このような場合にはデータの訂正が必要になりますので、クライアントサービスまでご連絡ください。

 

 参考文献:
  • セキュア・ログインシステムの概要: KB1131またはibkr.com/sls 
  • マルチプル・ツーファクター認証システム(M2FS): KB2895
  • 2人以上のユーザーで同じセキュア・ログイン・デバイスを使用する場合の手順: KB2481
  • セキュア・ログイン・システムに戻る場合の手順: KB2545
  • SLSのオプトアウトに関するセキュリティ上の注意点: KB1198
  • セキュリティデバイスにかかる費用や請求KB1861
  • クライアント・ポータル・ログイン関連エラーの問題解決手順: KB1132
  • トレーディング・プラットホーム・ログイン関連エラーの問題解決手順: KB1133

 

マルチプル・ツーファクター認証システム(M2FS)

概要

こちらのページではマルチプル・ツーファクター認証システム(M2FS)の使用に関する重要点をご説明します。セキュアログイン・システムに関する一般的なご質問は、KB1131をご参照ください。

 

目次

 

M2FSとは

M2FSを使用すると、一度に一つ以上の有効なセキュリティデバイスを利用できるようになります。実際のセキュリティデバイスIBKRモバイルアプリのどちらかを選ばずに、交互に使用することができます。有効なセキュリティデバイスをすでにお持ちのお客様は、別のデバイスを有効化することによって両方が有効なデバイスとなります。

 

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有効化

 

現在セキュリティーコード・カード / デジタル・セキュリティー・カード+をご利用のお客様: 実際のセキュリティデバイスを使用されている場合、IBKRモバイルアプリをダウンロードして有効化することができます。AndroidおよびiOS用のインストラクションをご参照ください。

現在IBKRモバイルアプリをご利用のお客様: IBKRモバイルアプリを利用され口座残高がUSD 500,000またはそれ以上のお客様は、デジタル・セキュリティー・カード+ 利用資格の対象となります。クライアント・ポータルからのDSC+ のリクエスト方法はこちらをご参照ください。

 

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使い方

実際のセキュリティデバイスとIBKRモバイルの両方が有効化されますと、ログインの際にM2FSがドロップダウンメニューに表示されるようになります。下記の手順に従って、認証に使用をご希望のデバイスを選択してください:

1. 取引プラットフォームまたはクライアント・ポータルのログイン画面にユーザー名とパスワードを入力し、ログインをクリックしてください。ログイン情報が正しく入力されますとドロップダウンメニューが表示され、ツーファクター・デバイスを選択する を選択できるようになります。TWSにログインにM2FSを使用する場合、利用可能なバージョンは966以上になります。

TWS:

クライアント・ポータル:


 

2. ご希望のセキュリティデバイスが選択されると該当する認証画面に進みます。それぞれのセキュリティデバイスの使用方法は下記をご参照ください:

- IBKRモバイル経由でのIB Key(iOS)
- IBKRモバイル経由でのIB Key(Android)
- セキュリティー・コードカード
- デジタル・セキュリティー・カード+
 

3. 二つ目の認証が完了すると、自動的にログインに進みます。

 

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出金制限額

認証に使用するデバイスによって出金制限額が異なります。下記の表をご参照ください:

出金に使用する
セキュリティデバイス

出金上限額
1日あたり

出金上限額
5営業日あたり

セキュリティー・コードカード1 USD 200,000 USD 600,000
IBKRモバイルアプリ USD 1,000,000 USD 1,000,000
デジタル・セキュリティー・カード1 USD 1,000,000 USD 1,500,000
デジタル・セキュリティー・カード+ 無制限 無制限
ゴールド・デバイス1 無制限 無制限
プラチナ・デバイス1 無制限 無制限

1: 発行が終了となったデバイスです。

例: IBKRモバイルアプリデジタル・セキュリティー・カード+の両方を利用されていて、 USD 200,000の出金が必要な場合いずれのデバイスを使用してもクライアント・ポータルにログインできますが、出金リクエストの確認にはデジタル・セキュリティー・カード+の使用が必要になります。

 

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ベネフィット

M2FSは認証にご希望のセキュリティデバイスの選択を可能にすることによって、弊社のセキュアログイン・システムより使い易くします。簡単にアクセスできて信用のできるデバイスであるというだけでなく、素早い取引が必要な時の時間短縮につながります。

 

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セキュリティデバイスの代替品発行にかかる費用

IBKRのセキュア・ログインシステムを利用して口座にログインするお客様にはセキュリティデバイスを発行致します。ユーザー名とパスワードの使用で保護を強化し、オンラインハッカー等による口座への不正なアクセスを防ぎます。弊社ではデバイスの使用に対する費用は設けておりませんが、バージョンによっては口座解約時のデバイスの返却や代替品発行の費用が必要になります。 現在口座をお持ちのお客様は、デバイスの紛失や盗難、また破損(バッテリーの不具合による交換の場合には費用は発生しません)の際の代替品発行費用の対象となります。 

またデバイスの紛失、盗難、破損が確定するまで弊社では代替品発行に対する費用のご請求は致しませんが、返却に必要な費用としてデバイスの発行時に費用分の金額が口座に予備として取り置かれます。 取り置かれる費用は口座内の取引用の資産に影響を与えることはありませんが、デバイスが返却されるまで全額の出金や移管はできません。(返却時費用分の出金はできません)

下記はデバイスそれぞれの代替品発行費用になります。

セキュリティデバイス 費用
セキュリティー・コードカード1 $0.001
デジタル・セキュリティー・カード + $20.00 

セキュリティデバイスをご返却いただく際のインストラクションはKB975をご覧ください

 

1口座解約にあたってセキュリティーコード・カードのご返却は必要ありません。こちらは残高がすべて出金され、口座が完全に解約された時点で廃棄してください。アクティビティ・ステートメントや税金関連の書類の確認などのため、口座解約後にクライアント・ポータルにアクセスが必要な場合には、ユーザー名とパスワードのみを使用してのログインとなります。このタイプの二段階ログイン認証プロセスの使用の発行は終了となりました。

一時的なセキュリティー・コードの有効期限

IBKRではセキュア・ログインシステムをご利用のお客様のセキュリティデバイスに紛失や破損があった場合、テンポラリー・パスコードを発行しています。 テンポラリー・パスコードではクライアント・ポータルと取引プラットフォームの両方に2日間アクセスすることができます。2日以降は取引プラットフォームへのアクセスはできなくなります。クライアント・ポータルへはそれ以降も8日間のアクセスすることができますが、 ご利用いただける機能はオンライン・セキュリティー・コード・カードの印刷または保存のみになります。

これに対しオンライン・セキュリティー・コード・カードは21日間有効となりますので、この間に紛失されたデバイスをお探しいただくことができます。デバイスが完全に紛失または破損していて代替品が必要な場合には、代替品が手配されるまでの間オンライン・セキュリティー・コード・カードをアクセスにご利用ください。セキュリティデバイスをお持ちでないお客様や、またテンポラリー・パスコードやオンライン・セキュリティー・コード・カードでログインができないお客様は、クライアントサービス(ibkr.com/support)までご連絡ください。

口座へのアクセスを復旧させる一番速い方法は、IB Keyで認証作業のできるIBKRモバイルのインストールと有効化になります。アプリの有効化に関する詳細は、こちらをご覧ください。

重要な留意点

弊社では方針として、ある口座に対して連続してテンポラリー・パスコードを発行することはなく、代わりに口座の保護レベルを最大限にするよう試みますが、これには実際のセキュリティデバイスのご利用が必要となります。

 

参考文献
  • テンポラリー・パスコードのリクエスト方法に関する詳細は、KB70 をご覧ください
  • セキュア・ログインシステムの概要はKB1131をご覧ください
  • セキュリティデバイスに関する詳細はKB2636をご覧ください
  • 2人以上のユーザーで同じセキュア・ログイン・デバイスを使用する際のインストラクションはKB2481をご覧ください
  • セキュア・ログイン・システムに戻る場合のインストラクションはKB2545をご覧ください
  • IBKRにセキュリティデバイスをご返却いただく際のインストラクションはKB975をご覧ください
  • IBKRモバイル経由でのIB Key認証の有効化手順はKB2260をご覧ください
  • マルチプル・ツーファクター認証システムに関する詳細はKB2895をご覧ください
  • セキュリティデバイスにかかる費用に関する詳細はKB1861をご覧ください

 

デジタル・セキュリティー・カード+を使用しての安全なログイン

概観: 

弊社のデジタル・セキュリティー・カードを使用しての、TWS、クライアント・ポータル、WebTraderへの安全なログイン方法です。

 

注意: セキュリティカードのボタンは触れるだけでは反応しませんので、押してご利用ください。

1. 口座にログインする際に、いつものようにユーザー名とパスワードを入力してください(図 1のポイント1)。正しく入力されると6桁のチャレンジ・コードが表示されます(図 1のポイント2)。

図 1.

 

2. 「PIN>」が表示されるまで「Press」ボタンを押し続けてデバイスを立上げ(図 2)、デバイスをリクエストした際に指定した4桁のPINコードを入力してから、 「OK」ボタンを押してください(図 3)。

図 2.                                                              図 3.                                                         

3. デバイスに「CHALLNG>」が表示されたら(図 4)ログイン画面の6桁のチャレンジ・コードをデバイスに入力(ステップ 1)し、「OK」ボタンを押してください(図 5)。

図 4.                                                              図 5.                                       
    

4. レスポンス・コードが表示されます(図 6)。

図 6.                                                          

5. ログイン画面に8桁のレスポンス・コードを入力してください(図 7)。ログインボタンを選択して進んでください。パスコードが時間切れになった場合には、上記のステップ1からやり直してください。

図 7.                                                               

注意: ログインするアプリによってセキュリティ・コードの欄は多少異なります。

 

参考文献
  • セキュア・ログインシステムの概要はKB1131をご覧ください
  • セキュリティデバイスに関する詳細はKB2636をご覧ください
  • 2人以上のユーザーで同じセキュア・ログイン・デバイスを使用する際のインストラクションはKB2481をご覧ください
  • セキュア・ログイン・システムに戻る場合のインストラクションはKB2545をご覧ください
  • IBKRにセキュリティデバイスをご返却いただく際のインストラクションはKB975をご覧ください
  • IBKRモバイル経由でのIB Key認証の有効化手順はKB2260をご覧ください
  • マルチプル・ツーファクター認証システムに関する詳細はKB2895をご覧ください
  • セキュリティデバイスにかかる費用に関する詳細はKB1861をご覧ください
  • テンポラリー・パスコードの有効性に関する詳細はKB69をご覧ください
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